レッドブルF1、RB18のアップデートで8kgの軽量化を実現との報道
レッドブルF1は、4月のF1エミリア・ロマーニャGPで投入予定のアップデートでRB18の8kgの軽量化に成功していると報じられている。

F1は2022年に新しいF1レギュレーションを導入。安全性を強化するためのシャシー構造と18インチタイヤへの拡大を鑑みて、先代モデルより43kg最低重量が引き上げられたが、この新しい基準を満たしているのはアルファロメオF1チームだけだとされている。

それ以外の車は“二桁”の重量オーバーだとされている。当然ながら、車の重量が増加すると全体的なパフォーマンスに影響を与える。その結果、いくつかのチームは10~15kgの増量を要求したと言われているが、最終的にFIA(国際自動車連盟)は最低重量は46kg増加して798kgへと変更した。

レッドブル・レーシングもRB18の重量が最低重量をオーバーしていることを認めていたが、F1エミリア・ロマーニャGPで重量を削減するアップデートを投入することを公減しており、イタリアのMotorsport.comによると、よりスリム化されたRB18は8kgの軽量化を実現していると報道。

アストンマーティンF1チームは、AMR22から塗装をこすり落すことで“350g”の軽量化を行ったとしているが、それと比較するとレッドブルの“8kg”は大きい。

このスケールの軽量化は、1周あたり0.2秒を改善する価値がある可能性があり、フィールドの最前線でのフェラーリとの戦いにおいて重要になるかもしれない

レッドブルF1のヘルムート・マルコは、現時点で“プリマドンア”と称するRB18がフェラーリよりもセットアップが難しいことを認めているが、軽量化はあらゆる点で役に立つはずだ。

「フェラーリは、気温やタイヤに関係なく、あらゆる状況で常に速い車だ」とヘルムート・マルコはServusTVに語った。

「我々の車は間違いなくチューニングが難しいが、イモラでは重量が減りる。それは我々に大きなタイムアドバンテージ、言い換えればタイムゲインを与えてくれるはずだ」

現在のF1マシンでは、車から1kgの重量を取り除くのに必要な作業は約250,000ユーロ(約3380万円)のコストがかかるとされており、単純掲載でレッドブルはRB18を最低重量の制限に近づけるために約200万ユーロ(約2億7000万円)を投じた可能性がある。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング