キミ・アントネッリ F1日本GP優勝も反省「スタートは本当に愚かだった」
キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1日本GPで優勝を飾り、2戦連続勝利を達成した。しかしそのレースは、ポールポジションからのスタートで大きく後退する波乱の幕開けとなった。

スタート直後、クラッチ操作のミスにより6番手まで順位を落としたアントネッリ。それでもセーフティカーのタイミングを味方につけ、見事な追い上げで勝利を掴んだ。

レース後、アントネッリは自身のスタートミスについて率直に振り返った。

「もちろんこの瞬間は楽しむつもりだ。連勝できたのは素晴らしいことだからね」

「週末を通してクルマの中での感触には満足しているし、組み立ても良かった。予選は本当に素晴らしかった」

「でも今日のスタートは本当に苛立たしかったし、すごく腹が立った」

スタートで何が起きたのかを問われると、その原因は極めて単純なミスだったと明かした。

「本当に愚かなことだった。小さなミスなんだ。クラッチに指をしっかり入れられていなかった」

「そのせいでリリースした時の角度もズレてしまって、必要以上に落としてしまったんだ」

さらにアントネッリは、この課題について改善の必要性を強調した。

「ここは大きく改善しないといけない部分だ。今のままでは全然十分じゃないし、自分で自分のレースを難しくしているだけだ」

「だからまだやるべきことはたくさんある」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 日本GP

それでもレースでは見事なリカバリーを見せた。オリバー・ベアマンのクラッシュによるセーフティカー導入のタイミングが追い風となり、首位を奪還。そのままチェッカーまでトップを守り切った。

レース展開についても、アントネッリは冷静に振り返っている。

「おそらく勝つ可能性はあったと思う」

「シャルル・ルクレールの後ろにいた時は、エネルギーの使い方が全く違っていて、どこで抜くべきかを見つけるのが難しかった」

「でも彼がピットに入ってからはペースがかなり良くなった」

「そしてセーフティカーは確かに運が良かった。でも、もしそれがなかったらどうなっていたかは分からない」

「もっと難しいレースになっていたのは間違いないけど、結果は誰にも分からないよ」

この勝利により、アントネッリはドライバーズ選手権でも首位に浮上。チームメイトのジョージ・ラッセルを上回り、史上最年少でのランキングトップに立った。

スタートのミスという明確な課題を抱えながらも、それを跳ね返すレース運びとスピードを見せたアントネッリ。2026年シーズンの主役へと名乗りを上げた一戦となった。

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カテゴリー: F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ / メルセデスF1 / F1日本GP