角田裕毅 レッドブルF1復帰候補 フェルスタッペン去就で変化

そのひとりが角田裕毅だ。現在はフルタイムシートを失いリザーブドライバーとして活動しているが、状況次第では再びレッドブルの選択肢となる余地が残されている。
角田裕毅は“比較の犠牲者”だったのか
角田裕毅はこれまで、多くの歴代セカンドドライバーと同様にマックス・フェルスタッペンとの厳しい比較にさらされてきた。
フェルスタッペンは、マクラーレンに対してマシン性能で劣る状況が続いたシーズンにおいてもタイトル争いに迫るパフォーマンスを見せた。一方で角田裕毅は、日本で発表された昇格とリアム・ローソンの降格という追い風を受けながらも、シーズンの大半でポイント圏外にとどまり、ランキング上でも厳しい差をつけられた。
この結果を受け、レッドブルは再びセカンドドライバー問題への対応を迫られ、レーシングブルズでルーキーシーズンから印象的な走りを見せていたアイザック・ハジャーにチャンスを与える決断を下した。
シート喪失も“完全消滅”ではない理由
角田裕毅は5シーズンにわたるF1キャリアの後、2026年に向けてフルタイムシートを失い、リザーブドライバーの役割を選択した。これは翌年の復帰を視野に入れた決断でもある。
経験値という点では申し分なく、ファエンツァ時代には優れたスピードの片鱗も見せてきた。しかしレッドブルでの最終シーズンの印象は依然として強く、F1の世界では“直近の結果”が評価を大きく左右する現実がある。

フェルスタッペン離脱なら状況は一変する
もっとも、フェルスタッペンの不満が高まっている現状を考えれば、レッドブルがその動向を軽視できないのも事実だ。
現段階では離脱はあくまで憶測の域を出ていないが、もし現実となれば後任問題は避けて通れない。通常であれば同等の実績を持つトップドライバーが候補となるが、2027年に向けて有力ドライバーの多くがすでに契約下にある場合、選択肢は限られてくる。
そうした状況において、角田裕毅はチーム環境を熟知した“低コストかつ即戦力”の選択肢として再評価される可能性がある。
「どんなチャンスでもつかめるように準備はできています」
角田裕毅はメディアに対してそう語り、F1復帰への意欲を示した。
また、台頭する若手のアイザック・ハジャーも、自身の立場について次のように語っている。
「自分を証明し、すべてのレースで最大限の結果を出すことに集中している」
一方で、フェルスタッペン自身も現行レギュレーションへの不満を隠していない。
「今のルールは、僕が求めるようなレースにはつながっていない」
さらに、チーム側も複数のシナリオを想定していることを認めている。
「このスポーツではプランBを持つことが重要であり、角田の経験は価値がある」
「自分のキャリアとチームにとって何が最善かに集中する必要がある」
また、関係者のひとりはドライバー選考について次のように語った。
「常に最適なドライバーラインアップを確保するため、あらゆる選択肢を評価している」
現時点では主役級の候補とは言い難いが、不測の事態に備えたプランBとして、その名前が再び浮上する余地は残されている。
Source: GPBLOG
カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング
