レッドブルF1、角田裕毅のメンター役にアレクサンダー・アルボンを配置
レッドブルF1は、リザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンに、アルファタウリ・ホンダF1のルーキーである角田裕毅がF1ドライバーとしての生活に落ち着くことを支援する役割を与えている。

角田裕毅はF1バーレーンGPでポイントを獲得してデビュー戦で強い印象を与えたが、それ以来、合計6回の入賞を果たしているが、特にシーズン中盤まではミスが散在し、アップダウンの激しいシーズンとなった。

ジュニアドライバーに冷酷なことで知られているレッドブルF1だが、パートナーであるホンダの育成ドライバーだる角田裕毅には幸いなことに時間が与えてられている。

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツトストは、角田裕毅が国際的なシングルシーターを2年しか経験せずにF1に到達し、今年の多くのトラックでレースをした経験がないことを指摘し、ミスは避けられないと擁護し続けている。

そして、レッドブルF1は角田裕毅への信頼を失わず、2022年もアルファタウリへの残留を決定した。また、チームのリザーブドライバーであるアレクサンダー・アルボンを角田裕毅のサポート役につけた。

2019年までレッドブル・レーシングのドライバーを務めたアレクサンダー・アルボンは、ドライバーコーチとしての役割ではなく、彼自身の経験から非公式な方法でアドバイスを提供する立場になると理解されている。

来年、ウィリアムズでF1復帰することが決定しているアレクサンダー・アルボンは、レース週末にセッションの無線通信に耳を傾け、エンジニアリングブリーフィングに参加し、アドバイスを提供している。

角田裕毅は速く走り、激しくレースする方法を知っているように感じるが、そのスピードを活かし、マシンの中でどのように感じているかをレースエンジニアに伝えるには、さらに多くの作業が必要だと考えられている。

アレクサンダー・アルボンのサポートは、角田裕毅にアルファタウリとの統合をスピードアップさせ、エンジニアとの時間を増やして、F1ドライバーとして教育するためにアルファタウリの拠点であるイタリアに転居させるという異例の措置に続くものだ。

フランツ・トストは、若いドライバーを指導するのに長けた一人であり、2006年にチームがトロロッソとしてF1に参加して以来、チーム代表として15人のドライバーを走らせ、トラックでの作業にかなりの時間を費やしている。

角田裕毅は、F1アメリカGPで今シーズンここまでで最もクリーンな週末を過ごし、夏休み以来の初ポイントとなる9位でフィニッシュを果たしている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / アレクサンダー・アルボン / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅