レッドブルF1、アストンマーティン移籍のダン・ファローズを飼い殺し?
レッドブルF1は、アストンマーティンの新しいテクニカルディレクターとして発表されたダン・ファローズとあと2年間の契約を残しており、アストンマーティンは譲歩を望んでいる。

レッドブルF1は、新しいエンジン部門のためにメルセデスから多くの上級スタッフを引き抜いたが、逆にアストンマーティンから数名の空力スタッフを引き抜かれた。

その中で最も注目を集めているのが、アストンマーティンF1のテクニカルディレクターに就任すると発表されたエアロダイナミクス責任者のダン・ファローズだ。それに続いて、空力エンニアのアンドリュー・アレッシもテクニカルオペレーション責任者として移籍することが発表されている。

しかし、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ダン・ファローズがアストンマーティンで働き始めるまでには“数年”かかるだろうと語っている。

アストンマーティンF1のチーム代表であるオトマー・サフナウアーはそれらの言葉を信用していない。

「2年になるとは思えない」とオトマー・サフナウアーは Sky F1 に語った。

「それよりも短いものになるだろうが、我々は彼ができるだけ早くやって来るようにタイミングを調整してく。彼がいつ現れるかを見ていく」

「彼はまだレッドブルと契約を結んでいる。彼がどれだけ今年のクルマで長く働き続け、来年のクルマの仕事を始めていくのかはわからない」

これはすべて、ローレンス・ストロールの所有下でのアストンマーティンの採用活動の一環として行われたもの。チームは労働力の拡大を目指しており、オトマー・サフナウアーは、今後さらに多くの新しいスタッフが発表されると述べた。

「さらなる発表があるだろう」とオトマー・サフナウアーは確認した。

「我々は最初の2人と他のいくつかを発表に間に合わせた。新しいファウトリーではすでに新しい風洞がキックオフしており、大きな計画がある」

「一夜にしてできないこともある。ワールドチャンピオンへの旅に出たいという志を同じくする適切な人々を採用するには時間がかかりる。できるだけ早くビッグチームと戦い、彼らを打ち負かすことを目標としている」

「我々はすでにたくさんの人々を抱えているが、我々は他と比べれば小さなチームであり、我々の中にはレーサーがいる。彼らはすでに2022年のマシンに取り組んでいる」

「2022年には競争力のあるマシンが得られると思っている。そして、我々に加わる予定の他の人々が到着すれば、彼らは我々がやっていることの戦力になるだけだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / アストンマーティンF1チーム