レッドブル・ホンダF1 「RB16Bは多くの開発アップデートが進行中」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、RB16Bには多くの開発アップデートが進行中であり、開幕4戦でのメルセデス優勢のレースペースを心配はしていないと語る。

レッドブル・ホンダF1は、予選ペースではメルセデスに対抗できるマシンを生み出したが、レースペースでは付箋を強いられており、開幕4戦中3戦でルイス・ハミルトンが勝利。ドライバーズ選手権で14ポイントの差が開いている。

マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPのレース後「もっと速いマシンが必要だ。とてもシンプルなことだ」と語った。

しかし、ヘルムート・マルコによると、そのマックス・フェルスタッペンの願いはかなうようだ。レッドブル・ホンダはここまでフロアやブレーキダクト、ディフューザーをアップデートしてきたが、今後も多くのアップデートが進行中であり、現時点でのチャンピオンシップの順位はそれほど意味はないとマルコは語る。

「我々は多くの開発を行っており、アップデートが計画されている。現時点でアップデートをいつ展開できるかは分からないがね」

興味深いことに、ホンダF1のテクニカルディレクターである田辺豊治は、FスペインGPでの2位を「苛立たしい」と述べた。

「今日のスペインGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が2位表彰台を獲得しました。先週のポルトガルでのレースに続き、今回も2位という結果には非常に悔しい思いです」と田辺豊治は語る。

「予選2番手でフロンローからスタートしたフェルスタッペン選手は、よいスタートを決め1コーナーでポールポジションのハミルトン選手をパスしてトップに立ちました。しかし、異なるタイヤ戦略を採ったハミルトン選手に終盤にかけて激しく追い上げられ、逆転を許して2位。彼らは速さとチームの総合力で我々を上回っていたと感じています」

2022年はまったく新しいF1マシンを開発しなければならず、F1チームは今季マシンの開発にどこまでリソースを割けるかという問題に直面している。

しかし、これはレッドブル・ホンダF1にとって問題ではないとヘルムート・マルコは語る。

「2022年シーズンにあまりに早くに集中し始めて、ワールドチャンピオンを捨てるつもりはない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1