レッドブルF1 「メルセデスはホジキンソン加入を遅らせようと必死」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスがベン・ホジキンソンのレッドブルの新しいエンジン部門へ移動するのを必死に遅らせようとしていると語った。

現在、レッドブルF1は、2022年からホンダのF1パワーユニットを引き継いで自社で運用するための新会社『レッドブル・パワートレインズ』の専用ビルをファクトリーのあるミルトンキーンズの敷地内に建設している。

それに加え、新しいF1エンジン部門の主要スタッフを採用するための取り組みが順調に進んでおり、先週、メルセデスからベン・ホジキンソンを引き抜いたことが発表されて注目を集めた。

メルセデスHPPのエンジニアリング責任者であるベン・ホジキンソンは、メルセデスによって課せられる“ガーデニング休暇”の後、レッドブル・パワートレインズのテクニカルディレクターに就任する予定となっている。

しかし、ヘルムート・マルコによれば、メルセデスF1は、ガーデニング休暇の期間を延長して、ベン・ホジキンソンのレッドブルF1での在職期間の開始を遅らせるためにあらゆる法的リソースを使用していると語る。

「決定的なことは、彼を説得する必要がまったくなかったということだ」とヘルムート・マルコは F1-Insider に語った。

「ベンは我々の広告を通じて自主的に応募してきた」

「現在、メルセデスは彼の仕事の開始を遅らせるために合法的にできるすべてのことを試みている。しかし、メルセデスが望むほど長くはかからないだろう」

レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは先週、より重要な採用が進行中であると語っていたが、ヘルムート・マルコもそれを確認する。

「我々に加わりたいのは彼だけではない」とヘルムート・マルコは付け加えた。

「他にも有名な人物がいるが、その名前はまだ教えられない」

ヘルムート・マルコが、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフを皮肉っているのは興味深い。これは、ブリックスワースのメルセデスHPPからさらなる流出を避けることができなかったことを示唆している。

「唯一わかっているのは、ニキ・ラウダがまだ生きていたら、我々はこれを行うことができなかっただろうということだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / メルセデスF1