レッドブルF1首脳 「アルボンには最終戦までチャンスを与える」
レッドブルF1は、2021年のドライバーラインナップを決定する前に、シーズンの最後のラップまでアレクサンダー・アルボンに“自分の価値を証明する”ための機会を与えると語る。

ドライバーに厳しいチームとして知られるレッドブル・レーシングだが、外部からの絶え間ない批判にも関わらず、首脳陣はアレクサンダー・アルボンへのサポートを繰り返し表明している。

現在、アレクサンダー・アルボンは、昨年自分と交代でジュニアチームに降格したピエール・ガスリーからわずか1ポイントのリードのランキング9位につけており、まだ2021年の自分のシートを確保できていない。

アレクサンダー・アルボンがパフォーマンスを上げられないことで、レッドブル・ホンダは事実上、マックス・フェルスタッペン1人でメルセデスと戦っている状況となっていた。

その結果、メルセデスはF1エミリア・ロマーニャGPでレッドブル・ホンダに253ポイント差をつけて。コンストラクターズタイトルを確定させた。

F1エミリアGPでは、マックス・フェルスタッペンがタイヤバーストによってリタイア。アレクサンダー・アルボンはセーフティカー後のリスタートでスピンを喫する“自滅”にとって最下位でレースを終えている。

F1エミリア・ロマーニャGPは、アレクサンダー・アルボンにとって最後の藁だったと考えられていたが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、さらに別のライフラインを与えた。

「イモラの後でも、アルボンについては何の決定も下さない」とヘルムート・マルコは motorsport-total.comに語った。

「我々は彼にもう少し時間を与える。彼には自分の価値を証明するためのアブダビさえある。それから我々は外部から誰かを引っ張くるかどうかについて内部決定を下す」

「しかし、市場には多くのドライバーがいるので、急いではいない」

アレクサンダー・アルボンの代役として名前が挙げられているのがセルジオ・ペレスとニコ・ヒュルケンベルグだ。

セルジオ・ペレスは、表彰台を獲得できる実力を示している一方で、ニコ・ヒュルケンベルグはまだF1で表彰台を獲得したことはない。だが、マックス・フェルスタッペンはヒュルケンベルグと良好な関係を築いていることを公言しており、チームメイトとして仕事をしたいことをレッドブル首脳陣に伝えている。

しかし、アレクサンダー・アルボンは噂に注意を払っていないと繰り返す。

「もちろん、僕は頑張っているし、できる限りのことをしている。振り返ってみると、僕にとって悪い週末ではなかった。しかし、僕たちはトルコに焦点を合わせている」とアレクサンダー・アルボンは語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / アレクサンダー・アルボン