「レッドブル・ホンダF1はメルセデスの背後にいる」とフェルスタッペン父
レッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンには2020年のF1ワールドチャンピオン獲得を目指しているが、ヨス・フェルスタッペンはまだ完全にそれが可能なのかどうかは確信できていないと語る。

2020年のF1世界選手権は今週末にオーストリアで開幕する。現状ではバルセロナテストのデータからしか推測することはできないが、メルセデスF1が優勢なのは確かだ。

今年、マックス・フェルスタッペンは史上最年少F1ワールドチャンピオンを獲得できる最後のチャンスとなるが、ヨス・フェルスタッペンはまだその機会があるかどうかは確認を持てていないと語る。

「非常に難しいと思う。個人的に我々はメルセデスのすぐ後ろにいると思っている」とヨス・フェルスタッペンは Ziggo Sport に語った。

「もし、それがコンマ2秒以内ならば、非常にエキサイティングなチャンピオンシップになるだろう。もし、コンマ5秒遅れをとっていれば、我々はそれを忘れなければならない」

「メルセデスがそのよな速いマシンを作れば、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとのタイトル争うになるだろう。だが、我々が期待している通りに近くことができれば、ルイスとマックスとのタイトル争いになるだろう」

大部分のチームは、予定通りにスケジュールが進んでいれば投入していたであろうアップデートをレッドブル・リンクでの開幕戦に投入してくることになる。メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダも当然ながらアップデートを準備している。

レッドブル・ホンダのRB16の開発状況について質問されたヨス・フェルスタッペンは「多少の飛躍はあると思う」とコメント。

「強制的にチームがシャットダウンしていたときは何も開発されなかった。だが、それ以前にすでに開発されていたものがあるし、オーストリアで利用できる状態になっている」

レッドブル・ホンダF1は6月25日(木)にフィルミングデーを利用してシルバーストンでRB16によるプライベートテストを実施。アレクサンダー・アルボンは参加したが、マックス・フェルスタッペンは不参加となった。

「マックスは2週間隔離されなければならず、それは彼のスケジュールでは不可能だったので、イギリスには行かなかった」とヨス・フェルスタッペンは説明する。

「トロ・ロッソ(イタリアでテストを実施)でそれをすることについて話はあったが、それは別のマシンだ。マックスはRB16で3~4周もすれば、すべての感覚を取り戻せると言っている。マックスにとってはそこは問題ではない」

「マックスはバルセロナでのマシンの感触は良かったと言っている。我々は正しい場所にいると思うが、正確にどの位置にいるかはわからない。オーストリアでは勝利を争えると思っている。あのコースはマックスに合っているが、メルセデスもすぐにそのレベルに到達するだろう。エキサイティングなレースになるだろうね」

だが、ヨス・フェルスタッペンは息子の開幕戦を現場で見ることはないと語る。

「いいえ、私はオーストリアに行くつもりはない」とヨス・フェルスタッペンは語る。

「それについてチームと話をしたが、スポットライトは間違いなく開幕戦に当てられている。チームは一種のバブルとして機能しており、部外者を許可していない。オーストリアに行っても、私はガレージに入ることさえできない」

「そこで見ることができるものは、自宅のテレビでも見ることができる。もしくはiPadでラップタイムとデータを確認できる。それなら私は自宅にいたほうがよいだろう」

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