レッドブル・ホンダF1、RB16とエンジンの両方をアップグレード
レッドブル・ホンダF1は、7月のオーストラリアにRB16とホンダのF1エンジンの両方にアップグレードを持ち込むことを明らかにした。

新型コロナウイルスに長い中断期間を経て、F1は7月5日と12日にオーストリアでのダブルヘッダーレースでシーズンを再開。レッドブル・リンクはマックス・フェルスタッペンが2018年と2019年に優勝し、昨年ホンダF1に13年ぶりの勝利をもたらした相性の良いサーキットだ。

ヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンが今年もその好調さを繰り返すことができると期待している。

「もちろん、それは我々に多くの自信を与えてくれる」とヘルムート・マルコは RTL のインタビューでコメント。

「メルセデスがここで強いことは一度もなかった。彼らは常に問題を抱えてきた。だが、その比率がどのようなものになるかはわからない」

「我々は、冬季テストが欺瞞的であり、偽装されていることを知っている。我々はここで試されたことのないバージョンのマシンを手に入れる」

アップデートが加えられるのはRB16のシャシーだけではない。「ホンダの開発も継続している」とヘルムート・マルコは語る。

「ホンダのF1エンジンは標高が高いほど優れている。だが、どうなるかはわからない。唯一わかっていることは、フェラーリがテストではメルセデスやレッドブルのレベルにはいなかったということだけだ。だが、その間に彼らも追いついてくる可能性がある」

レッドブル・ホンダF1は、シーズンが再開されてすぐにリスクを冒していくかと質問されたヘルムート・マルコは「ワールドチャンピオンを獲得するために十分であるヨーロッパで序盤8戦が確定すると想定して以来、開幕戦から完全に“オン”であり、それを最大限に生かす必要があると考えてきた」とコメント。

「海外でのレースはまだ新型コロナウイルスの大きなリスクがある。それらのレースは計画されておらず、実際に開催できるかどうかは誰にもわからない。したがって、最初のレースから完全に攻撃を仕掛けていきたいと思っている」

2020年はマックス・フェルスタッペンがF1史上最年少ワールドチャンピオンという称号を手に入れられる最後のチャンスとなる。ヘルムート・マルコは、レッドブルとして長い間それを実現するために取り組んできたと語る。

「だが、我々は何度も挫折を経験してきた」とヘルムート・マルコは語る。

「だが、我々にはホンダという堅実なエンジンサプライヤーがおり、我々は過去のミスから学んでいる。それに加えて、我々はシーズン中盤まであまり競争力がなかった。これから、我々はシーズン中盤にはるかに良い準備を整えてシーズンをスタートする」

「メルセデスとハミルトンが優勝候補であることは明らかだが、我々は自分たちを第一の真剣なチャレンジャーだと考えている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1