レッドブルF1代表 「ハミルトンとベッテルが組めば頭痛の種を生む」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、もしメルセデスがルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルを起用することになれば、チームは大きな頭痛の種を抱えることになるだろうと語る。

2020年シーズン限りでフェラーリF1を離脱するセバスチャン・ベッテルは、2021年にメルセデスに移籍して、ルイス・ハミルトンとスーパデュオを結成するという可能性が期待とともに語られている。

クリスチャン・ホーナーは、依然としてセバスチャン・ベッテルはトップチームのシートに適したドライバーだと考えているが、ルイス・ハミルトンと同じチームに加入するのが賢明かどうかはわからないと語る。

「セバスチャンは長い間、自分の選択について多くのことを考えていたに違いない。間違いなく、彼のキャリアを通じて成し遂げてきたことは驚異的だ。競争力のあるシートがなく、新しいF1契約に署名しないことにした場合、彼は1年後でも戻ることができるかもしれない」とクリスチャン・ホーナーはF1公式サイトの動画で語った。

「フォーミュラ1はセブなしではさらに悪化するだろう。彼はこれまでで最も成功したドライバーの1人だからね。だが、彼の最終的な選択を尊重する必要がある」

「しかし、彼はまだ比較的若いし、メルセデスがルイス・ハミルトンとベッテルを並べることのなれば、頭痛の種を抱えることになるかもしれない。我々にとってそれを見るのは素晴らしいことだが、チームという観点では対処しなければならないことがたくさんある」

ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルが1つのチームにいることがいかに難しいかをクリスチャン・ホーナーは身をもって経験している。

クリスチャン・ホーナーはあまり起こることはないが、2018年のF1アゼルバイジャンGPでのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドの同士討ちにはしばらく怒りが収まらなかったと語る。

「バケツが最後にひっくりかえったのはマックスとダニエルがお互いをトラックから追い出した2018年のアゼルバイジャンだ。デブリーフィングで両方のドライバーに非常に腹を立てていたことをよく覚えている。エイドリアン(ニュウーイ)もそこにいて、私の怒りにショックを受けていた」とクリスチャン・ホーナーは語る。

「この2人の子供、マックスとダニエルは、私が怒っている怖い先生のように見えただろう。その怒りは彼らが多くのポイントを捨てたからだった。私は本当に腹を立てていた。それが最後だ」

「ドライバーの間でよく見られるのは、ある時点で問題が発生するまでゆっくりと緊張が高まっていくことだ。幸いなことにそれは頻繁には起こらない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / セバスチャン・ベッテル / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1