レッドブル・ホンダF1 「コストを抑えたければ我々のマシンを買えばいい」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、小規模チームがコストを抑えて競争力の差を縮めたいのであれば“我々のマシンを買えばいい”と提案する。

新型コロナウイルスのパンデミックによってレースが開催されないことでF1チームは厳しい財政状況に陥っており、F1は2020年に導入される予算上限のさらなる引き下げについて議論を続けている。

マクラーレンや小規模チームは、1億ドルまで予算上限を削減することを望んでいるが、フェラーリとレッドブル・ホンダはそれに反対しており、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、その2チームに対して“自分自身のことしか考えていない”と非難している。

クリスチャン・ホーナーは、予算上限を調整するよりも、コストを精査することの方がはるかに重要だと考えている。

「2020年から2021年まではすでにマシンの約60%が凍結しており、チームはいくつかの空力アップデートを行うことしかできない。それは良いことだ。それがコストを削減する方法だからだ。だが、私は2022の新しいルールに固執している理由が理解できない。それは2021年のコストにとって非常に圧力をかけることなる」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports に語る。

「予算上限は特定のコストのみを制限するが、チームが持っているコストを確認し、コストを削減する方法を検討することをお勧めしたい。メーカーは小さなチームよりもはるかに多くのことをしているので、その点でチーム同士を比較することはできない」

「上位3チームはより多くのコストを費やしているが、それは我々が小規模なチームのために部品を製造および開発しているためでもある。したがって、同じ予算上限を設定することはできない。パーツごとにキャップをつけた方がいいと思う。チームのために部品を開発すれば、彼らはそこに何かを費やす必要はないのだからね」

クリスチャン・ホーナーは、F1をより競争力のあるものにし、小規模チームにとって興味深いものにするはるかに単純なシステムがあると語る。

「小規模チームが年末に我々のマシンを購入することができれば、開発と生産のコストをすべて削減できる。大幅に節約され、より激しい競争の場になるだろう」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1