F1 | レッドブル・ホンダ RB16、見落とせないエアボックス下の水平ウイング
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しかし、細かく画像を調べると見落とせないウイングがある。エアボックスの下に備えられた水平のウイングだ。黄色にペインとされた水平ウイングはコックピット両側に1つずつ、2つの盛り上がったエッジがつけられている。
2つのウイングの相互作用により、可能な限り空気を効率的にリアウイングを導くことを狙ったものと考えられるが、過去のF1マシンで同様のウイングが見られたことはない。
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一方、フェラーリは、SF1000でエアボックス横に垂直のウイングを搭載しているが、レッドブルに比べるとボディワークの高い位置に搭載されている。これはBMWザウバーの2008年マシン『F1.08』で見られた“バイキング・ウイング”を連想させる。
2020年のF1レギュレーションは昨年と変わらないが、デザイナーは新しい抜け穴を見つけたようだ。
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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1