レッドブル F1インドGP 結果
レッドブルは、F1インドGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが1位、マーク・ウェバーが4位だった。

セバスチャン・ベッテル (1位)
「とても良いレースだった。楽しかったよ。ジェンソンとの戦いが多かったね。彼とは常に約4秒の差があったのに、なぜかピットストップ周辺でいつも追いつかれていた。ピットインする時も激しくプッシュしていたのに、なぜかそこでタイムロスしていたんだ。これについては、何が起きていたのか調べる必要がある」

「今日はタイヤをマネージして最後までもたせることがポイントだった。でも、とてもスムーズなレースだった。クルマのバランスがとても良かったお陰で、素晴らしいレースを戦うことができた。今シーズンも素晴らしい仕事をしてくれているチームとルノーに感謝したい。でも、今日は複雑な気持ちだった。初のインドGPに優勝できたことはとても誇りに感じているのだけれども、僕たちはふたりの仲間を失ったばかりだ。ダン・ウェルドンとは知り合いではなかったけれども、彼はモータースポーツ界では有名な人だった。マルコ・シモンチェリとは、今年、知り合ったばかりだった。ふたりのご家族のことを思うと胸が痛い。僕たちは危険を覚悟しているが、もちろん何も起きないことを祈っている。こういう事が起きると危険を再認識せざるを得ない。絶対に起きては欲しくないことだ。インドは素晴らしい国だと思う。ヨーロッパとは全く違うけれども、とても刺激的な国だ。しっかりと見つめ、耳を傾けていれば、インドの人々の生き方から多くを学ぶことができる。大勢の人たちが住む大きな国だが、みんながハッピーで人生を楽しんでいる。人間のあるべき姿だね。人生の終わりに持って行けるのは、銀行に預けているお金ではなく、友情とか、感情とか、思いだからね。ここの人たちはいろんな意味で僕たちよりもずっと豊かだと思う。そこから学ぶことは多い。最高のレースだった。最高のグランプリだったし、サーキットも素晴らしかった。インドの皆さんに心から感謝したい」

マーク・ウェバー (4位)
「レースの最中に表彰台を失ったと言って良いだろうね。いつもと同じ展開だよ。スティント終盤のペースが良くないんだ。タイヤがもたないから、戦略もうまくいかない。結局、早くピットインする事になって、レースが難しくなってしまった。最終的にはスピードが足りないということだね。スティントの最初はある程度のペースがあるのだけれども、走っているうちに他のドライバーたちに追いつかれてしまう。スティントの最後はクルマのバランスに苦しまされた。フェルナンドとは良い戦いができたが、マクラーレンとフェラーリは第1セクターが強かった。ジェンソンには1周目のバックストレートで追いつかれてしまった。最初の数周は彼にも対抗できるペースがあったけれども、その後は、バトルになるとすぐにタイヤがダメになってしまった。残念だけれども、仕方がない。アブダビに期待したいと思う」

クリスチャン・ホーナー チーム代表
「初のインドGPに優勝することができたのは、チームとして素晴らしいリザルトだ。今日のセバスチャンは寸分の狂いもないドライビングで完璧なレースを戦った。戦略も良かったし、ピットワークも良かった。全てが彼の思い通りだった。セバスチャンは気を抜くことなく、今日も、レースの最終ラップで最速ラップタイムを記録した。マークにとってはフラストレーションを感じるレースだったと思う。スタートは良かったが、1周目でジェンソンに抜かれ、その後はフェルナンドとの戦いになった。2回目のピットストップ近づくにつれてフェルナンドよりもタイヤの問題が大きくなっていたため、ピットインする必要があったのだが、残念ながらアウトラップのハードタイヤのパフォーマンスが良くなく、フェルナンドを抑え切ることができなかった。マークはベストを尽くしたが、フェルナンドを抜く事はできなかった。しかし、今回も100%の信頼性で1位と4位を達成することができた。昨日、最多ポールポジションの記録を更新したセバスチャンは、1シーズンで最も多い周回数をリードしたドライバーとして今日もF1の記録を更新した」

シリル・デュモン(ルノー)
「素晴らしいよ。今週末もベッテルの魔法を見ることができた。最速ラップタイム、ポールポジション、レース優勝と、彼は初めてのハットトリックを達成した。今日の彼は絶好調で、スタートからフィニッシュまでレースをリードし続けた。今日は表彰台に立つマークを見たかった。彼にはそのペースがあったと思うが、残念ながら彼にとっては難しいレースになってしまった。今日は、ルノーグループにとっても素晴らしいリザルトだった。初のインドGPでの優勝は非常に重要なことだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1インドGP