ラルフ・シューマッハ、ベッテルの失格を上訴したアストンマーティンF1を批判
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、アストンマーティンF1がF1ハンガリーGPで燃料規定違反によるセバスチャン・ベッテルの失格を上訴するのは無意味だと考えている。

先週のF1ハンガリーGPでセンセーショナルな2位フィニッシュを果たしたセバスチャン・ベッテルだが、FIAの検査官は、ベッテルのマシンから必要の1リットルの燃料の3分の1しか抽出できなかった。

アストンマーティンF1は、1リットル以上の燃料が搭載されたままであると主張。チームには上訴する権利が与えられ、マシンは押収された。

アストンマーティンF1は、木曜日まで上訴を確定させる必要があるが、ラルフ・シューマッハはそれを放棄するようアドバイスしている。

「そもそもなぜ彼らが上訴するつもりなのかわからない」とラルフ・シューマッハは Sky Deutschland に語った。

「ルールは明確だ。サンプル用に1リットルの燃料を提出する必要がある。できない場合は失格だ」

「それはチームによる明らかなミスだ。私の見方では、考えられる唯一の理由は、マシン満タンのときに約2リットルの不足があったことということだ。この量は、レース中に節約できたはずだった」

失格は正当なペナルティだと思うかと質問されたラルフ・シューマッハは「間違いない」とコメント。

「重量だけで、マシンは間違いなくラップあたり0.03~0.05秒は速くなる。レース全体でどれだけの違いが生じるかを理解するのは難しいことではない」

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カテゴリー: F1 / ラルフ・シューマッハ / セバスチャン・ベッテル / アストンマーティンF1チーム