レーシング・ポイントF1、アストンマーティンへの“変身”に現実味
アストンマーティンは、資金調達の見直しの一環として潜在的な投資家と協議中であることを確認。レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールによる買収が現実味を帯びてきた。

106年の歴史を持つ英国の高級スーパーカーブランドであるアストンマーティンだが、ロンドン証券取引所で株価で下落しており、カナダの大富豪であるローレンス・ストロールが買収に関心を示していると報じられた。

アストンマーティンは12月13日(金)に“最近のメディアの推測に留意”した声明を発表。

「同社は、資金調達要件と様々な資金調達オプションを検討していることを確認する。また、株式投資を含む場合も含まない場合もある長期的な関係の構築に関連して、潜在的な戦略的投資家との初期段階の議論を行っている」

「必要に応じて、さらなる発表が行われる」

先週、AutocarRaceFans.net は、ローレンス・ストロールがアストンマーティンの代表者と会談したと報道。

現在、アストンマーティンは、レッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めているが、ローレンス・ストロールが重要な投資家となった場合、その関係性は変わる可能性が高く、レーシング・ポイントF1チームは完全にアストンマーティンのF1チームになる可能性があると報じられている。その際にはチームは伝統のブリティッシュ・グリーンのカラーリングを纏うことになるという。

アストンマーティンは、フェラーリ、メルセデス、ルノー、そして、ホンダと並んでF1参入に関心を持っている自動車メーカーとして言及されてきたが、F1は2021年以降も現在のF1パワーユニットを継続することを選択したことでその関心は衰えた。

Financial Times は、ローレンス・ストロールに加えて、他のライバル自動車メーカー、中東、インド、中国の投資家も株式の買収に興味を示していると報道。

自動車メーカーとしては、フィアットとプジョーの名前が言及されているが、アストンマーティンは、フェラーリ型で独立した会社のままで存続するつもりだとしている。だが、電気技術の研究開発コストに増加により、近年、多くの企業がパートナーシップ、提携、さらには合併を求めている。

アストンマーティンは、欧州とアジアでの需要の減少により、通年の販売台数が減少していることを認めており、来年、アストンマーティンは、SUVモデルであるDBXを史上に投入するが、会社の財政状況を好転させるには強力な販売が必要となる。

昨年ロンドンの株式市場に上場したアストンマーティンだが、その価値が低下しており、株価は発売時の19ポンドから5ポンド前後に下落し、2019年上半期で8,000万ポンドの損失を出している。

ローレインス・ストロールは、トミー・ヒルフィガー、ピエール・カルダン、ラルフローレン、アスプレイなどの投資から20億ポンドを超える資産価値があると推定されている。彼の有名な自動車のコレクションには、世界で最も価値のあるクラシックフェラーリのコレクションが含まれている。

ローレンス・ストロールは、2018年にフォース・インディアを管理から買収したコンソーシアムを率いており、チームは今シーズンの初めにドライバーのセルジオ・ペレスとランス・ストロールで現在のレーシング・ポイントF1チームのブランディング変更している。

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カテゴリー: F1 / レーシングポイント