2023年 F1カタールGP 決勝:ドライバーコメント(トップ10)
2023年F1第18戦カタールGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。
優勝は土曜日にタイトルを決めたばかりのマックス・フェルスタッペン。ポールポジションから18周のスティント制限が設けられたレースをコントロールし、最後はファステストラップを記録して、今季14周目、通算49勝目を挙げた。
2位は前日のスプリントで優勝したオスカー・ピアストリが自己ベストリザルト、3位にはランド・ノリスが続き、マクラーレンが前戦日本GPに続いて2戦連続でダブル表彰台を獲得した。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「いいレースができた。勝因はファーストスティントでタイヤの調子がよく、いい走りができたことだと思う。最後のピットストップで少し時間がかかってしまい、終盤にはマクラーレンが迫ってきた。彼らはこの週末を通してとても速かった。3回のピットストップが義務づけられていたので、マシンとタイヤの相性のよさをすべて引き出せなかったけど、それでも勝つことができた。チャンピオンを獲得してからも勝ちを求める気持ちは変わらないし、これからもレースウイークごとにマシンのパフォーマンスを上げていきたい」
2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「とてもとてもハッピー。ターン1は素晴らしかった。レース前のゲームプランにも入っていた。本当に素晴らしいペースだった。僕の人生で最もハードなレースだった。暑かったし、基本的にずっとフラットアウトだった。57周の予選だった。でも、間違いなくやり遂げたと思う。本当にいいレースだった。ランドと僕によりコンスタントに上位で戦えるマシンを提供してくれたチームに感謝している。今日のレースでは素晴らしい戦略の決定やピットストップがあったし、難しいコンディションにもかかわらず、その日のうちにすべてをまとめることができた。素晴らしい一日だった」
3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「最初から最後までメガレースだった。オープニングラップは良かった。昨日の膨らんでしまった失敗を教訓に、タイトに行こうと思っていたし、実際にそうしたらうまくいった。スタートも良かったし、全体を通してペースも良かった。おそらく今日の中で最高のペースだったと思う。ストレスフルで、暑くて、汗をかいて、少し疲れたけど、チームにとっては素晴らしい仕事だった。これで3回連続勝だ。1.8秒のピットストップも素晴らしいかった! 3回ストップしたことで、体力的にかなりハードになったと思う。もっとプッシュできたはずだ。最後のスティントでさえ、かなりフラットアウトでプッシュできた。このレースはこれまでで最も難しいレースのひとつだったけど、素晴らしいチャレンジだった。オスカーを祝福したい。この位置につけてくれたチームのみんなに感謝している」
4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「ターン1でのアクシデントは、僕もルイスも絶対に故意ではなかった。このクルマでは視界がとても難しいし、特にレースをしているときはそうだ。大きな死角がある。僕たちはお互いに尊敬し合っているし、ここからもっと強くなる。今週末はまだポジティブなことがたくさんある。僕たちの目標はコンストラクターズで2位を獲得することだし、今週末はフェラーリを上回ることができた。ペースもとても良かったので、自信を持って残り5レースに臨むことができる。グランプリ自体は信じられないほどタフだった。これまで参戦してきた中で最も肉体的なレースだった。まるでオーブンの中にいるようだった!チェッカーフラッグを見れたときは本当にうれしかった」
5位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はポテンシャルを最大限に発揮できた。スタート直前でカルロスがリタイアしてしまったので、ダメージを最小限に抑える必要があった。レースでは、自分のドライビングに少しマージンを持たせ、安全に持ち帰る必要があった。マクラーレンは強いと予想していたけど、今週末ほどではなかった。メルセデスもペースが速かったし、ジョージ(ラッセル)はプッシュしきれなかったと思う。肉体的には、僕のキャリアの中で最もタフなレースだった。気温が非常に高かったこと、3回のピットストップ、つまり、レースの全周に予選ラップをしたその結果、高速コーナーでのストレスが大きくなった。次戦はトリプルヘッダーだけど、シーズンを最高の形で終えるために、特にコンストラクターズ選手権での戦いにおいて、全力を尽くすつもりだ」
6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は極端に暑いコンディションだったし、おそらくこれまでで最も厳しいレースだった。15周目あたりからシートがとても熱くなるという問題もあって、かなり厳しいレースになった。でも競争力はあったし、ここ数週間はペースが上がらなかったけど、6位でフィニッシュできてうれしい。モンツァでは9位、日本では8位だったし、ここでは上位争いに加わっていると感じた。おそらくスポーツとして、将来またこのような極端な気温に見舞われた場合の対策を考えることができるだろう」
7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「体力的にもタフなレースだった!最終的には7位で6ポイントを獲得することができて、僕たちにとって素晴らしい結果だった。5位まで順位を上げることができたのは素晴らしいスタートだったし、戦略やピットストップがうまくいったこともチームのおかげだ。マシンのコンディションは非常に厳しく、レース前半は体調が良くなかった。でも何とか持ち直して、やるべきことに集中することができた。途中、何度かオーバーテイクもできたし、チームのために貴重な6ポイントを持ち帰ることができた。今は休養と回復のための時間であり、その後はアメリカ大陸での厳しいトリプルヘッダーに備える。この勢いをオースティンにつなげたい」
8位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日は我々にとって素晴らしい一日で、このような結果にとても満足している。気温も湿度も高く、過酷なコンディションでのレースだったけど、 僕たちにはポテンシャルがあることはわかっていた。クリーンな戦略と完璧なレースのおかげで、それを達成することができた。このダブルポイント獲得は、こことホームのヒンウィルの両方で、ここ数週間の懸命なアップグレード作業に対するチーム全員の大きな報酬だ。僕たちはこのパッケージからより多くのものを引き出し続けているし、今後のレースの励みになる。今日のポイント獲得で、コンストラクター・チャンピオンシップのポジションを8位まで上げることができた。さらに前進し、シーズン目標を達成するためにハードワークを続けていく」
9位:周冠宇(アルファロメオ)
「後方グリッドからトップ10に入るという素晴らしいレースだった。良い戦略があったし、タイヤマネジメントがうまくいってミスもなかった。ハードタイヤでも速かったし、最終スティントのペースも素晴らしかった。そのおかげでライバルたちに追いつくことができた。最終スティントでは、ペナルティを受けたライバルの順位がはっきりしなかったので、最終的に9位になれたのは素晴らしい。簡単なレースではなかった。何度かオーバーテイクを成功させなければならなかったし、時にはハードなディフェンスもしなければならなかった。トラックリミット内にとどまることが重要だったけど、うまくやり遂げることができた。このようなコンディションでこれほどハードにプッシュしたことはなかった。難しい状況でも決してあきらめなかったし、今日は大事なところで力を出し切ることができた」
10位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「厳しいレースになった。セーフティカーが早い段階で出て、ハードタイヤからスタートした僕たちは十分にタイヤを温めることができずにポジションを落としてしまい、すぐにリカバリーできなかった。やっとタイヤに熱が入ったときには、ピットイン義務でタイヤ交換を行わなくてはならなかった。昨日のスプリントレースでのアクシデントでマシンを失ったので、今日は新しいマシンで走った。このマシンでセッティングの結論を出すことが難しく、元の仕様に戻さざるを得なかった。レース直前になって設定された新しいトラックリミットに納得はしていないけど、みんなにとって同じ状況だったと思う。オーストリアGPのときのようにシート位置が少し低すぎて、マシンの中から判断しづらかったことがさらに難しくさせたと思う。変更があったときにしっかり考慮すべきだったかもしれない。全体的に見直すべき箇所はいくつかあるので、チームとともに解析に努める」
カテゴリー: F1 / F1カタールGP / F1ドライバー
優勝は土曜日にタイトルを決めたばかりのマックス・フェルスタッペン。ポールポジションから18周のスティント制限が設けられたレースをコントロールし、最後はファステストラップを記録して、今季14周目、通算49勝目を挙げた。
2位は前日のスプリントで優勝したオスカー・ピアストリが自己ベストリザルト、3位にはランド・ノリスが続き、マクラーレンが前戦日本GPに続いて2戦連続でダブル表彰台を獲得した。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「いいレースができた。勝因はファーストスティントでタイヤの調子がよく、いい走りができたことだと思う。最後のピットストップで少し時間がかかってしまい、終盤にはマクラーレンが迫ってきた。彼らはこの週末を通してとても速かった。3回のピットストップが義務づけられていたので、マシンとタイヤの相性のよさをすべて引き出せなかったけど、それでも勝つことができた。チャンピオンを獲得してからも勝ちを求める気持ちは変わらないし、これからもレースウイークごとにマシンのパフォーマンスを上げていきたい」
2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「とてもとてもハッピー。ターン1は素晴らしかった。レース前のゲームプランにも入っていた。本当に素晴らしいペースだった。僕の人生で最もハードなレースだった。暑かったし、基本的にずっとフラットアウトだった。57周の予選だった。でも、間違いなくやり遂げたと思う。本当にいいレースだった。ランドと僕によりコンスタントに上位で戦えるマシンを提供してくれたチームに感謝している。今日のレースでは素晴らしい戦略の決定やピットストップがあったし、難しいコンディションにもかかわらず、その日のうちにすべてをまとめることができた。素晴らしい一日だった」
3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「最初から最後までメガレースだった。オープニングラップは良かった。昨日の膨らんでしまった失敗を教訓に、タイトに行こうと思っていたし、実際にそうしたらうまくいった。スタートも良かったし、全体を通してペースも良かった。おそらく今日の中で最高のペースだったと思う。ストレスフルで、暑くて、汗をかいて、少し疲れたけど、チームにとっては素晴らしい仕事だった。これで3回連続勝だ。1.8秒のピットストップも素晴らしいかった! 3回ストップしたことで、体力的にかなりハードになったと思う。もっとプッシュできたはずだ。最後のスティントでさえ、かなりフラットアウトでプッシュできた。このレースはこれまでで最も難しいレースのひとつだったけど、素晴らしいチャレンジだった。オスカーを祝福したい。この位置につけてくれたチームのみんなに感謝している」
4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「ターン1でのアクシデントは、僕もルイスも絶対に故意ではなかった。このクルマでは視界がとても難しいし、特にレースをしているときはそうだ。大きな死角がある。僕たちはお互いに尊敬し合っているし、ここからもっと強くなる。今週末はまだポジティブなことがたくさんある。僕たちの目標はコンストラクターズで2位を獲得することだし、今週末はフェラーリを上回ることができた。ペースもとても良かったので、自信を持って残り5レースに臨むことができる。グランプリ自体は信じられないほどタフだった。これまで参戦してきた中で最も肉体的なレースだった。まるでオーブンの中にいるようだった!チェッカーフラッグを見れたときは本当にうれしかった」
5位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はポテンシャルを最大限に発揮できた。スタート直前でカルロスがリタイアしてしまったので、ダメージを最小限に抑える必要があった。レースでは、自分のドライビングに少しマージンを持たせ、安全に持ち帰る必要があった。マクラーレンは強いと予想していたけど、今週末ほどではなかった。メルセデスもペースが速かったし、ジョージ(ラッセル)はプッシュしきれなかったと思う。肉体的には、僕のキャリアの中で最もタフなレースだった。気温が非常に高かったこと、3回のピットストップ、つまり、レースの全周に予選ラップをしたその結果、高速コーナーでのストレスが大きくなった。次戦はトリプルヘッダーだけど、シーズンを最高の形で終えるために、特にコンストラクターズ選手権での戦いにおいて、全力を尽くすつもりだ」
6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は極端に暑いコンディションだったし、おそらくこれまでで最も厳しいレースだった。15周目あたりからシートがとても熱くなるという問題もあって、かなり厳しいレースになった。でも競争力はあったし、ここ数週間はペースが上がらなかったけど、6位でフィニッシュできてうれしい。モンツァでは9位、日本では8位だったし、ここでは上位争いに加わっていると感じた。おそらくスポーツとして、将来またこのような極端な気温に見舞われた場合の対策を考えることができるだろう」
7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「体力的にもタフなレースだった!最終的には7位で6ポイントを獲得することができて、僕たちにとって素晴らしい結果だった。5位まで順位を上げることができたのは素晴らしいスタートだったし、戦略やピットストップがうまくいったこともチームのおかげだ。マシンのコンディションは非常に厳しく、レース前半は体調が良くなかった。でも何とか持ち直して、やるべきことに集中することができた。途中、何度かオーバーテイクもできたし、チームのために貴重な6ポイントを持ち帰ることができた。今は休養と回復のための時間であり、その後はアメリカ大陸での厳しいトリプルヘッダーに備える。この勢いをオースティンにつなげたい」
8位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日は我々にとって素晴らしい一日で、このような結果にとても満足している。気温も湿度も高く、過酷なコンディションでのレースだったけど、 僕たちにはポテンシャルがあることはわかっていた。クリーンな戦略と完璧なレースのおかげで、それを達成することができた。このダブルポイント獲得は、こことホームのヒンウィルの両方で、ここ数週間の懸命なアップグレード作業に対するチーム全員の大きな報酬だ。僕たちはこのパッケージからより多くのものを引き出し続けているし、今後のレースの励みになる。今日のポイント獲得で、コンストラクター・チャンピオンシップのポジションを8位まで上げることができた。さらに前進し、シーズン目標を達成するためにハードワークを続けていく」
9位:周冠宇(アルファロメオ)
「後方グリッドからトップ10に入るという素晴らしいレースだった。良い戦略があったし、タイヤマネジメントがうまくいってミスもなかった。ハードタイヤでも速かったし、最終スティントのペースも素晴らしかった。そのおかげでライバルたちに追いつくことができた。最終スティントでは、ペナルティを受けたライバルの順位がはっきりしなかったので、最終的に9位になれたのは素晴らしい。簡単なレースではなかった。何度かオーバーテイクを成功させなければならなかったし、時にはハードなディフェンスもしなければならなかった。トラックリミット内にとどまることが重要だったけど、うまくやり遂げることができた。このようなコンディションでこれほどハードにプッシュしたことはなかった。難しい状況でも決してあきらめなかったし、今日は大事なところで力を出し切ることができた」
10位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「厳しいレースになった。セーフティカーが早い段階で出て、ハードタイヤからスタートした僕たちは十分にタイヤを温めることができずにポジションを落としてしまい、すぐにリカバリーできなかった。やっとタイヤに熱が入ったときには、ピットイン義務でタイヤ交換を行わなくてはならなかった。昨日のスプリントレースでのアクシデントでマシンを失ったので、今日は新しいマシンで走った。このマシンでセッティングの結論を出すことが難しく、元の仕様に戻さざるを得なかった。レース直前になって設定された新しいトラックリミットに納得はしていないけど、みんなにとって同じ状況だったと思う。オーストリアGPのときのようにシート位置が少し低すぎて、マシンの中から判断しづらかったことがさらに難しくさせたと思う。変更があったときにしっかり考慮すべきだったかもしれない。全体的に見直すべき箇所はいくつかあるので、チームとともに解析に努める」
カテゴリー: F1 / F1カタールGP / F1ドライバー