ピレリ 2026年F1タイヤを公開 新デザインと新サイズで次世代マシンに最適化

14シーズンにわたりF1の象徴となってきたサイドウォールグラフィックは全面刷新され、チェッカーフラッグのロゴを組み込んだ新デザインへと進化。
ミラノを拠点とするピレリらしい歴史的デザイン言語を維持しつつ、これまでのモータースポーツ製品や市販タイヤとは一線を画す外観となった。
来季もコンパウンド識別色は変更されず、ハード=白、ミディアム=黄、ソフト=赤の3色に加え、グリーン(インターミディエイト)とブルー(フルウエット)も継続される。

2026年Pゼロ:C1〜C5の5コンパウンド構成
2026年のPゼロは、もっともハードなC1からソフトなC5までの5種類で構成される。性能レベルは現在とほぼ同等だが、各コンパウンド間の差が“より広く一貫したもの”となるよう設計され、戦略の多様化が促進されるという。インターミディエイトおよびフルウエットは、2025年型と同じトレッドパターンを維持する。

新レギュレーションに合わせたサイズ変更
新しい技術規則に合わせ、タイヤ外形は小型化された。ホイール径は18インチのままだが、トレッド幅はフロントが25mm減、リアが30mm減。全体の外径もフロントで15mm、リアで10mm小さくなっている。
これらの2026年型タイヤは本日、各チームのオフィシャルドライバーがドライブする“ミュールカー”で走行テストが行われており、レンジ全体は規定に従い12月15日に正式ホモロゲーションされる予定だ。
正式デビューは2026年1月バルセロナテスト
新タイヤが2026年型マシンに装着される初の公式セッションは、来年1月26日〜30日に開催されるバルセロナテストとなる。また、その前段階として、各チームの新車発表会でも最新仕様のタイヤが披露される見込みで、発表日は今後数週間以内に順次公開される予定だ。
カテゴリー: F1 / ピレリ
