ピレリ F1ドイツGP
ピレリが、F1ドイツGP初日のフリー走行を振り返った。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、ホームグランプリの金曜フリー走行で最速タイムを記録。フリー走行2回目(FP2)でベッテルが記録した最速タイム1分30秒416は、ニュルブルクリンクがドイツGPの開催地となった2年前の金曜フリー走行最速タイム(1分31秒894)よりも、約1.5秒速い。

2回目のフリー走行セッションは、5月のモナコGP来、ともにドライウェザーの下で行われた。このため、各チームは、このグランプリで使用されるアラミド繊維(ケブラー)を用いた新しいタイヤ構造のリアタイヤを充分にテストすることができた。(このタイヤは、カナダGPのフリー走行でも使用された) FP2での気温は20℃、路面温度は28℃というコンディションだった。

各ドライバーは、両フリー走行セッションを通じて、以前のスチールベルトに代わるアラミドベルトを使用した新しいタイヤ構造のリアタイヤを評価した。フロントタイヤには変更はない。午前中のフリー走行1回目(FP1)では、各チームはミディアムコンパウンドのみを使用し、午後のFP2で初めてソフトコンパウンドを試した。各チームは、マシン重量と気温がラップタイムに及ぼす影響を見極めるために、多様な燃料搭載量で両コンパウンドをテストした。テストで得られた情報は、予選と決勝での戦略を構造する上で有益なものとなる。FP2の終盤、各チームは通常通り、レースシミュレーションの一部であるロングランに集中した。

FP1では、ルイス・ハミルトンがミディアムタイヤで1分31秒754のセッション最速タイムを記録した。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「ドライバーたちは、本日、新しタイヤ構造の両コンパウンドを評価することができました。セッション序盤に進み、各チームとも、予選と決勝で優位に立てるよう、今日の膨大な作業をこなしていました。ソフトコンパウンドには高いレベルのデグラデーションが見られましたが、明日の予選では、非常に速いこのタイヤが主に使用されることになり、決勝ではミディアムがメインのタイヤとなるでしょう。両コンパウンド間の性能差は約1.5秒で、日曜日の決勝は2ストップになると予想してます」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1ドイツGP