ピレリ
ピレリが、F1マレーシアGPの決勝レースを振り返った。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、チームメイトのマーク・ウェバーとのスリリングなバトルの末、今シーズンの初勝利を挙げた。両ドライバーは、ともにピレリの3種類のコンパウンド(Cinturatoグリーン・インターミディエイト、P Zeroオレンジ・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム)を使用したが、使用した順番は異なるものだった。

弱い雨の中、全ドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトで決勝のスタートを切った。最初のスティントでインターミディエイトタイヤを使用したため、全ドライバーは、マレーシア用に選択された両スリックコンパウンドの使用義務から解放された。

ウェットからのスタート後、トップ5のドライバーは4ストップを行いました。3ストッパーでの最高位は、ロータスのロマン・グロージャンで、チームメイトのキミ・ライコネンより上位の6位入賞を果たした。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「決勝スタート直前の雨により新たな状況を加味した戦略が必要となり、各チームは第1スティント中に多様なグリップレベルを予測して、変化するコンディションへの対応を迫られました。路面がドライになった後は、ハードとミディアムの使用方法に関してチーム間で異なるアプローチが見られました。異なる戦略を採りながらも、上位勢は大接戦となり、メルセデスがレッドブルのワンツー体制を崩す一幕もありました。このサーキットのエクストリームな特性によって、デグラデーションは大きくなりました。そして、ソフトになった今年のタイヤの更なる性能を見ることができました。しかし、今シーズンまだ2戦を終えたばかりです。シーズンの進行に伴い、各チームが急速にタイヤについて習熟し、彼らのマシンの開発が進むことは記憶に新しいところです。今年も同様になることは間違いありません」

コンパウンド毎のラップタイム上位
ハード
1.ペレス   1分39秒199
2.バトン   1分40秒556
3.ウェバー  1分40秒685

ミディアム
1.マッサ  1分39秒805
2.ベッテル 1分40秒446
3.ベルニュ 1分40秒492

インターミディエイト
1.ウェバー   1分55秒795
2.ロズベルグ  1分55秒841
3.ハミルトン  1分56秒590

最長スティント
ハード 22 (ライコネン)
ミディアム 19 (マルドナード)
インターミディエイト 8 (ロズベルグ)

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1マレーシアGP