ネルソン・ピケJr. 免責
FIA会長のマックス・モズレーは、クラッシュゲート騒動でネルソン・ピケJr.に処罰を与えないことを明らかにした。

ネルソン・ピケJr.がFIAへ宛てたクラッシュゲートに関する供述書が流出したが、マックス・モズレーは、ネルソン・ピケJr.がそのような供述を行ったことについて「協力すれば免責を約束している」ことを明らかにした。

「2年前のスパイゲートのときもアロンソに対して同じことをした」とモズレーは語る。

2008年のシンガポールGPで優勝したフェルナンド・アロンソに対しては免責は与えられないが、モズレーはクラッシュゲートにアロンソが加担していた証拠はないと述べている。

スパイゲートと今回の疑惑との違いに関しては「マクラーレンの問題は、彼らが真実を言わなかったことだった。しかし、ルノーに関しての今回の疑惑はもっと悪質だ」

今回メディアに流出したピケJr.の供述書は、9月21日に公聴会に臨むルノーにとって不利な証拠となっている。

しかし、マックス・モズレーは、ルノーについて判断を急ぐべきではないと語る。

「ルノーの見解を聞いていないので、まだ十分な証拠が揃っていない。物事には常に表と裏がある。我々はそれを尊重しなければならない」

マックス・モズレーは、FIAが所有しているテレメトリーデータがピケJr,が意図的にクラッシュを引き起こしたように見えると認めたが、ルノーはドライバーが同じようにコントロールを失うことは
よくあることだと弁護するだろうと警告している。

また、マックス・モズレーは、シンガポールGPでのアロンソが失格となったとしても、2位のニコ・ロズベルグが優勝となることはないことを明らかにした。

マックス・モズレーは、昨年の11月30日を過ぎた時点で、2008年のF1世界選手権の結果は決定されたとし、「レースの結果を変更することはできない」と説明している。

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カテゴリー: F1 / ネルソン・ピケJr. / FIA(国際自動車連盟)