ピエール・ガスリー F1レギュレーションに見直し要求「ネガティブすぎる」
アルピーヌのピエール・ガスリーは、2026年F1マシンをめぐる議論について「ネガティブすぎる」との見方を示しつつ、現行の方向性には改善の余地があるとして見直しを求めた。

2026年F1では、パワーユニットのエネルギー回生と展開の制約がドライバーたちの不満を招いており、ストレート終盤でバッテリー展開が尽きて速度が落ちる現象も問題視されている。ガスリーは、ドライバーの影響力が以前より小さくなっていることにも不満を示し、4月のインターバル期間を使って改善を進めるべきだと訴えた。

「ネガティブすぎる」議論への違和感
ピエール・ガスリーは、新しいF1レギュレーションをめぐる議論について、悲観的な空気が広がりすぎているとの認識を示した。

「正直に言って、この件をめぐっては少しネガティブすぎると感じているし、僕はそれが好きじゃない」とガスリーはRacingNews365を含むメディアに語った。

一方でガスリーは、現行の方向性に問題がないと言っているわけではない。議論の空気には違和感を覚えながらも、競技のあり方そのものについてはドライバーの立場から改善を求めている。

ドライバーから奪われる要素への不満
ガスリーは、現在のF1がドライバーから多くを奪いすぎていると感じている。

「本当に、僕たちはまだドライバーから多くを奪いすぎていると思う。鈴鹿のセクター1を走っていて、ある程度のグリップがあるとしても、それは実際にはそれほど重要じゃない」

「バッテリーや、そういったすべてのことがあっても、与えられたグリップの限界で走らなければならない」

この発言からは、ドライバーが限界で走るというF1本来の要素は残っているとしながらも、その一方でマシン側の制約、とりわけエネルギーマネジメントの比重が大きくなりすぎていることへの不満がにじむ。

バッテリーマネジメント問題の見直しを要求
2026年F1マシンでは、ストレート終盤でバッテリー展開が尽き、速度が落ちることで“ヨーヨー効果”が生じることが懸念されている。ガスリーもこの問題について、他のドライバーたちと同じ感覚を共有していると明かした。

「間違いなく、ストレートでのバッテリーマネジメントなどについて、他の皆が感じていることには僕も同意する。F1については、僕たちは皆同じ考えだと思う」とガスリーは語った。

「僕たちは皆、同じものを見ている」

「僕たちは皆、同じ言語を話している。このスポーツが可能な限り良いものになることを、皆が望んでいる。きっと最善のことをするはずだ」

ガスリーは、問題点を共有しながらも、関係者の目線は一致していると強調した。単なる批判ではなく、より良いF1を目指すための修正が必要だという立場だ。

4月のインターバル期間が改善の鍵
ガスリーは、現在の4月のインターバル期間が、F1をより良い状態に整えるための見直しの機会になるとの見方を示した。

「これは少し見直しの期間だ。インターバルの間に、皆がF1をより良い状態にするために最善を尽くすはずだ」

2026年F1レギュレーションをめぐっては、マックス・フェルスタッペンが嫌悪感をあらわにし、F1を去る可能性にまで言及するなど不満が表面化している。そうしたなかでガスリーは、過度な悲観論には距離を置きながらも、バッテリー管理を中心とした現在の競技のあり方には明確な見直しが必要だという考えを示した。

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / アルピーヌF1チーム