ピエール・ガスリー アルピーヌF1残留理由を説明 契約延長は「強い選択肢」

アルピーヌは経営陣の再編が続き、マシン「A525」もパフォーマンス低迷から抜け出せずにいる状況での決断だった。しかし29歳のフランス人ドライバーは、この契約延長が「強い選択肢」だと強調し、チームからのコミットメントが大きな理由だったと語った。
イタリアGP終了後にメディアに対してガスリーはこう説明した。
「もちろん他も見たよ。それは普通のことだ。シーズン序盤のパフォーマンスを見れば、悩むことなく即決できるような状況ではなかったからね。考えるべき点はいくつかあった」
「でも正直に言えば、これはとても強い選択肢だと思っている。あとは来季から良いパフォーマンスを示すことを待つだけだ。明確さを持てたのは良いことだし、チームから僕へのコミットメント、そして僕からチームへのコミットメントを示せることになったと思う」
「一緒に働いている人たちとの関係性も、加入した時よりはるかに良くなっている。だからとても明確だよ。この契約延長はチームにとっても僕にとってもプラスにしかならないと思っている」とガスリーは付け加えた。
アルピーヌは困難な時期にある。今季これまで16戦中11戦でポイントを逃し、現在コンストラクターズ選手権最下位に沈み、獲得したポイントはわずか20点。最後にポイントを獲得したのはスパのベルギーGPだった。セカンドシートの人選も難航しており、ジャック・ドゥーハン、そして後任のフランコ・コラピントはいずれも期待に応えられていない。
フラビオ・ブリアトーレ、ガスリーのチームメイト人選に言及
アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーで事実上のチーム代表を務めるフラビオ・ブリアトーレは、2026年にガスリーと組むチームメイト候補について言及した。イタリアGPでSky Sports F1に対し、まだ決定はしていないと強調した。
「いや、まだだ。今のところ、フランコは良い仕事をしていると思う。最初は多くのルーキーと同じように少し経験不足の代償を払った。しかし直近の3〜4戦ではずっと安定している」と75歳のモータースポーツ界の重鎮は語った。
さらに2026年もフランコ・コラピントが残留する可能性を示唆した。
「もしかしたらフランコになるかもしれない。我々にはあと4〜5戦あるから、それを見てから判断する。11月までに決断しなければならない」
ガスリーと組むコラピントは、ドゥーハン同様にこれまでポイントを獲得できていない。最高位はザントフォールトのオランダGPでの11位となっている。
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