フェルナンド・アロンソ ラスベガスGPを痛烈批判「この路面はF1基準じゃない」
フェルナンド・アロンソはF1ラスベガスGPについて「F1の基準ではない」と強く批判した。アロンソは路面の滑りやすさやタイヤ温度が入らない問題、そして“安全性ギリギリ”と感じるバンピーさを指摘している。

ラスベガスGPは2023年に初開催。初年度はマンホール問題が発生し、カルロス・サインツのマシンが破損するなど混乱もあったが、以降は概ね成功と評価されてきた。だがアロンソは、依然として改善すべき点が多いと考えている。

アロンソ「滑りすぎてタイヤが機能しない」
アロンソは現行の路面について次のように語った。

「サーキット自体は高速で楽しいんだが、このアスファルトの種類はF1の基準じゃないと思う。滑りすぎてタイヤに温度を入れられない。グリップがなくて、すごくバンピーなんだ。安全に走れるかどうか、ギリギリのレベルだ」

「だから将来のために、これはFIAと話し合う必要があると思う。これが来年以降も許容できるものなのかどうかね」

フェルナンド・アロンソ ラスベガスグランプリ

過密日程と時差に不満「こんなスケジュール、他のスポーツじゃありえない」
今年のラスベガスGPはシーズン終盤のトリプルヘッダーの初戦。

アロンソはヨーロッパやブラジルからの移動、そして次戦カタールへの“過酷な時差移動”を問題視している。

「正直に言うと、カレンダー上の位置も僕たちには厳しい。ここに来るまでの時差も距離も大きいし、ブラジルの2週間後で、今度はカタールに直行だ。飛行機で17時間、時差は13時間もある」

「世界のどんなスポーツでも、こんなスケジュールを受け入れるとは思えないよ」

アストンマーティンは2026年を見据える
アロンソはラスベガスでトップ10圏外に終わり、アストンマーティンは2026年の新レギュレーションに向けた体制強化を進めている。

来季はエイドリアン・ニューウェイ設計のマシンが初めて投入される予定となっている。

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