ピエール・ガスリー アルピーヌF1と契約延長「2026年以降は前で戦える」
ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、2028年末までチームと契約を延長することが発表された。イタリアGP週末の土曜日に公表されたこの新契約により、ガスリーとアルピーヌのパートナーシップは少なくとも6年に及ぶことになる。

苦しいシーズンを過ごす中での発表となったが、ガスリーは「2026年以降は前で戦える」と強調。新たな規則導入とメルセデス製パワーユニットの供給を背景に、フランス人ドライバーは母国チームとともにトップ争いを目指す決意を示した。

ガスリーは2023年にアルピーヌへ加入し、これまでの3シーズンで最高位は3位。2023年オランダGPと昨年のサンパウロGPで表彰台を獲得している。

「プロジェクトにコミットできてとても嬉しい」とガスリーは語った。この発表は、彼がF1で唯一勝利を挙げたモンツァからちょうど5年の節目でもあった。「僕たちは非常に難しいシーズンを過ごしているけど、その理由は分かっている。そして実際にチームとそこで働く人たちを完全に信じている」

「来年以降、僕たちはもっと良い位置にいるだろう。僕がアルピーヌと契約したのは、常にフランスのチームと勝つためだった。それを最初の3シーズンでは達成できなかったし、これからの3年間で成し遂げたいと思っている」

今季のガスリーとアルピーヌは苦戦しており、チームはコンストラクターズ選手権の最下位に沈み、ガスリーは4度の入賞にとどまっている。最高位は雨に翻弄されたイギリスGPでの6位だった。

しかし、2026年に導入される新しいシャシーとパワーユニット規則を見据え、チームは公に新レギュレーションに集中していることを認めており、ガスリーも新たなエンジンサプライヤーであるメルセデスの助けを借りて、飛躍が可能だと考えている。

「今の状況を見れば、(アルピーヌに残留する)ことを理解するのは難しいだろう。現状では僕たちは苦しんでいるからね。でも言ったように、その原因は突き止めているし、理由も分かっている」とガスリーは続けた。

「今年は戦略的な理由でコストを払っている。それがパフォーマンス低下の原因だけど、来年以降はチームが僕に前で戦えるクルマを与えてくれると完全に信じている。そして実際に僕がチームに加入した理由を達成できると思う」

「今の状況は、実際には来年に向けて風洞などで僕たちに有利な部分を与えてくれる。だから僕たちは良い位置にいるはずだ。チームが僕に望むクルマを与えてくれる理由はたくさんある」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / アルピーヌF1チーム