セルジオ・ペレス、SNS上のレッドブルF1による“妨害工作”説を非難
セルジオ・ペレスは、レッドブル・レーシングが自身のF1マシンに“妨害工作”をしているというネット上の指摘を非難した。

ソーシャルメディア上のファンは、2023年にチームメイトのマックス・フェルスタッペンの優位性に対して早い段階で挑戦を提示した後、レッドブル・レーシング、現在苦戦中のペレスに何らかの形で不利な点を与えているに違いないと主張している。

「マシンは同じだ」とペレスはEl Mundo Deportivoに語った。

「チームの関心は、すべてのレースで両方のマシンを上位に置くことだ」

「言われていることはクレイジーだ。いろいろな憶測が飛び交っている」

しかし、レッドブル・レーシングの妨害工作は必ずしも露骨なものではないとの見方もある。例えば、マシン開発の方向性がフェルスタッペンに有利だっただけかもしれない。

ペレスはそれすら認めない。

「もし僕が被害者ぶって、マシンが僕を放っておいていると言うなら、家に帰ったほうがいい」とペレスは語った。

「家に帰ったほうが落ち着くよね?」

「僕たちはF1ドライバーで、これが挑戦だ。以前にもそうしてたし、これからもそうする」

ペレスは、計り知れないプレッシャーにさらされていることを認め、「悪いセッションが1回」あっただけでも、世間やメディアの一部から解雇を要求されると主張する。

セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1

ニコ・ヒュルケンベルグは最近、ペレスがグリッド上で最も難しい仕事をしていると思うと語った。

「彼は賢いドライバーだね」とペレスは微笑んだ。「僕たちはここがどんな感じかを知っているし、ドライバーたちははもっとお互いを理解していると思う」

「ドライバーたちは、家でテレビを見ている人よりもずっと理解している」

「開発が一定の方向に進むと、『ああ、以前のようにはできない』と感じることはある。その後、状況が変化し、より困難な状況でより顕著に現れて、以前ほど快適に感じられなくなる」

ヘルムート・マルコ博士は先週、ペレスはマックス・フェルスタッペンとともにこれまで長く生き残るのによく頑張ったと語った。

「90パーセントのドライバーはマックスの隣で沈んでしまうという意見には同意する」とペレスは答えた。

「精神的に強くなければ、レッドブルにいることはできない」

「ここでは、プレッシャーのレベルを過小評価することはできない。セッションが悪いと仕事を欲しがるドライバーが5人もいるチームだ」

「メディアからも絶え間ないプレッシャーがかかる。この3年間、他のチームでそんなプレッシャーは見たこともない。フェラーリ、アストンマーティン、メルセデス、どのチームの名前を挙げても、どのドライバーも困難な瞬間を経験はするけど、このようなことは起こらない」

「レッドブルのように悪いセッションをしても彼らはチームを去るようなことはいない」とペレスは微笑んだ。

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング