F1レースディレクター、セルジオ・ペレスがレースに出走できた理由を説明 / F1ベルギーGP 決勝
F1レースディレクターのマイケル・マシが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がF1ベルギーGPへの出走を許可された理由について語った。

セルジオ・ペレスは、F1ベルギーGPのグリッドに向かうレコノサンスラップでターン6の“レ・コーム”でコントロールを失い、バリアへとクラッシュ。右フロントサスペンションを破損し、グリッドに並べない状態となった。

そして、レッドブル・ホンダは、セルジオ・ペレスがスタートを切ることはないとマイケル・マシに知らせた。

「右フロントサスペンションのダメージは、我々が続けるには極端すぎる」とチームマネージャーのジョナサン・ウィートリーは無線で語った。

しかし、降りしきる雨のためにフォーメーションが25分遅れたため、セルジオ・ペレスのマシンはピットに戻され、彼のメカニックはそれを修理するために働き始めた。

ドライバーがフォーメーションラップの終わりに近づいたとき、マルケル・マシがレッドブルのピットに呼び、「スタート手順が中断された」と伝え、チームの努力は熱狂に達した。すぐにレッドブルはマシにペレスがスタートを切ることができるかをどうか尋ねた。
マイケル・マシは「彼は戻ってくるために外部の援助を受けていたので、それはノーだろう」と答え、セルジオ・ペレスのマシンが自走ではなく、トラックに乗せられてピットに戻ったことについて言及した。

ジョナサン・ウィートリーは「機械的支援はレースでのみ重要だ」と反論。マイケル・マシは、スチュワードとルールを確認すると答えた。

30分後、マシケル・マシはレッドブルに「良いニュースだ。セルジオはスタートできる」と伝えた。しかし、彼は、それはピットレーンからでなければならないと付け加えた。

セルジオ・ペレスが再スタートすることを許可する規則は第38.1条であり、「レコノンサンスラップを完了せず、自力でグリッドに到達しないマシンは、グリッドからレースを開始することは許可されない」と規定されている。

しかし、ルールは、ピットレーンから始めてはならないことについては何も述べていない。そして、フォーメーションラップ前にコールされたレースが開始されていないため、セルジオ・ペレスはグリッドからは許可されないものの、スタートすることができた。

レッドブル・ホンダとタイトルを争うメルセデスはその決定にすぐに疑問を呈した。

マイケル・マシのメッセージの30分後、レッドブル・ホンダはセルジオ・ペレスのマシンの修理を完了させた。

セーフティカーが先導する隊列の最後尾についたペレスだったが、レースは再び赤旗中断となったために順位を上げることは叶わず、20位となった。

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ベルギーGP