ヤン・マーデンボローとアレックス・バンコム
日産は、ヤン・マーデンボローとアレックス・バンコムが、ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ次のステップとして8月6〜7日に富士スピードウェイで行われるSUPER GTの公式テストに参加し、11月に同サーキットで開催される富士スプリントカップに参戦することを発表した。

ヤン・マーデンボローは、2011年のニッサンGTアカデミー勝者であり、今季はFIAヨーロッパ・フォーミュラ3選手権で、シングルシーターの強豪ドライバーたちとのバトルに挑んでいる。

6月のル・マン24時間では、日産エンジンを搭載したLMP2車両でポディウムフィニッシュを果たしたばかり。さらに、ゲーマー出身ドライバーばかりのラインアップで臨んだ7月のスパ24時間レース(ベルギー)では 、#35 ニッサンGTアカデミーチームRJN のNISSAN GT-R NISMO GT3でプロ-アマクラスのポディウムにも上がった。

「日本のSUPER GTに参戦するチャンスを得るなんて、私にとって信じられないようなことです」とヤン・マーデンボローはコメント。

「グランツーリスモ5では、何度も富士でレースをしたので、実際のサーキットに行ってあのロングストレートを体験する日が待ち切れません。右のロングコーナーもとても楽しそうですね。2011年にレースを始める前まで、私には行きたいと願っていた場所が3つありました。ドバイ、米国、そして日本です。最初のふたつへの訪問は果たせましたし、これで残る日本に行き、そこでレースをするチャンスも得ました。私が走るのはGT300ですが、間近でGT500のマシンを見るのも楽しみです。とてもエキサイティングなマシンのようですね。いつかは日本で、レギュラーでレースをしてみたいと思っているので、今回は私にはとても大切な機会なのです」

アレックス・バンコムは、2008年にニッサンGTアカデミーが始まり、その後大成功を収めた中で、重要な役割を務めてきた。GTアカデミーの勝者すべてのドライバーの先生役として、日産のドライバー育成プログラムでのドライバーたちの急成長を支えてきた。2013年にはNISSAN GT-R NISMO GT3で既に一勝を挙げているバンコムは、富士でもGT300をドライブすることにモチベーションを高めている。

「日本には一度も行ったことがないので、SUPER GTのマシンでレースできることに、本当にワクワクしています」とバンコムは語ります。「ミハエル・クルムのようなドライバーがGT500に参戦している姿はテレビで何年も見てきましたが、とてもいい雰囲気です。GTレースの最高峰なので、自然とあそこで走ってみたいと何年も思ってきました。GT-R GT3のことは、これまでの経験でよくわかっています。今回はヨコハマタイヤでどんなパフォーマンスを発揮するのかが、非常に興味がありますね」

ヤン・マーデンボローとアレックス・バンコムは、2012年はチームメイトとして英国GT選手権に参戦し、同年にデビューしたNISSAN GT-R NISMO GT3でタイトル目前にまで迫った。日産のグローバルモータースポーツダイレクター、ダレン・コックスも、ふたりの日本での活躍を楽しみにしている。

「ヤン(マーデンボロー)とアレックス(バンコム)が、日本でプロフェッショナルな走りをみせてくれるだろうと、自信を持っています。彼らはレースカーに乗る度に、いい仕事をしてきてくれたので、SUPER GTでもいい走りをしてくれると思います。ニスモグローバルドライバーエクスチェンジの一環として、我々のドライバーにこうした機会を与えることができて、大変誇りに思います」

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カテゴリー: F1 / F1関連 / 日産