ブラッド・ピット主演のF1映画、アメリカの俳優労組ストライキで撮影中断
ブラッド・ピットが主演するF1を題材にしたハリウッド映画の撮影が、イギリスGPでの撮影開始からわずか1週間で中断された。

イギリスGPの週末中、撮影クルーは装飾が施された専用ガレージで撮影に取り組む姿が見られ、レース直前にはグリッドの枠を占める場面もあった。

また、ブラッド・ピットとダムソン・イドリスは、現時点ではタイトル未定の映画プロジェクトの撮影の一環として、特別に改造されたF2マシンでシルバーストン・サーキットを走った。

だが、この映画の撮影は、映画俳優組合-アメリカ・テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)の組合員が1980年以来初めてストライキを決行したため、現在中断されている。

映画俳優組合・米国テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)組合員が1980年以来初めてストライキを決議したため、映画の撮影は現在中断されている。ピット自身も組合員である。

「現在、すべての撮影は中断されています」と関係者はNBCニュースに語った。

「ブラッドは本当に楽しんでいたが、間違いなく非常に忠実な組合員だ」

ブラッド・ピット F1

撮影クルーはさらに数回のF1グランプリに参加する予定だったが、ストライキの結果として、その計画に疑問が生じたかどうかはまだわかっていない。

SAG-AFTRAが組合員との賃金問題を解決するまで、撮影を再開することはできない。

今回のストライキは、5月初旬からストライキを行なっている全米脚本家組合(WGA)と連帯するために招集された。

WGAは、映画テレビプロデューサー連盟との合意に至らなかったため、圧倒的多数でストライキを決行した。ストリーミング・サービスを含め、映画・テレビ業界の成功と注目度が高まっているにもかかわらず、組合員は、活況を呈している映画・テレビ業界の恩恵をまだ享受できていないと感じている。

SAG-AFTRAは、10万人以上の俳優、レコーディング・アーティスト、その他放送に関わるパフォーマーを代表している。SAG-AFTRAは、収入の減少、ストリーミング・サービスからのロイヤリティ、人工知能の悪用に対する懸念を、団体行動の主な要因として挙げている。

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カテゴリー: F1 / F1関連