フェルナンド・アロンソ ホンダF1苦境を自嘲「この周回は放送されたかな」
フェルナンド・アロンソは、2026年F1中国GPでリタイアに終わり、アストンマーティン・ホンダの深刻な不振とともにレース内容そのものにも厳しい言葉を投げかけた。

セーフティカー明けの再スタートでは1周で5台に抜かれるなど競争力の欠如が露呈。さらにパワーユニットの振動により手足の感覚を失いかける状態に陥り、最終的にマシンを降りることとなった。

アロンソ「この周回は放送されたかな」屈辱のラップ
フェルナンド・アロンソは1周目終了時点で10番手を走行していたが、2周目に3台に先行を許した。

さらに、序盤のセーフティカー中にピットインしない判断を取ったことで、一時的に11番手へ浮上したものの、再スタート後に状況は一気に悪化した。1コーナーへ向かう加速区間で、レースエンジニアから「エネルギーを使って」と指示を受けたが、防戦はかなわなかった。

アービッド・リンドブラッドは、まだ最初のハードタイヤのままだったにもかかわらずアロンソを攻略した。

続いてマックス・フェルスタッペンが3コーナー外側で並びかけ、アストンマーティンをさらに後方へ押し下げた。6コーナーのブレーキングでは2台に置いていかれ、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.も外側から現れて、頂点に達する前にオーバーテイクを決めた。

11コーナーでは2台目のレッドブルであるアイザック・ハジャーがイン側からアロンソをパスした。最後は14コーナーでセルジオ・ペレスがインを奪い、この1周だけでアロンソは16番手まで後退した。

「この周回は放送されたかな」とアロンソは笑いながら語った。

アロンソの後ろに残っていた唯一のドライバー、ペレスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスも、その翌周にアロンソを抜いた。

振動問題でリタイア「手足の感覚を失いかけた」
アロンソはレース中、パワーユニット由来の激しい振動に苦しみ続けた。

セーフティカー中には「今日は昨日より振動が大きい」とチームに伝え、レース中盤には「すぐにピットに入る必要がある。振動があまりにも大きすぎる」と訴えた。

タイヤ交換後も状況は改善せず、最終的にリタイアを決断。レース後には、手足の感覚を失いかけるほどの状態だったと明かした。

フェルナンド・アロンソ F1

「4台がスタートできないのは最悪」レースにも苦言
今回の中国GPでは、アレクサンダー・アルボン、ガブリエル・ボルトレト、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの4台がスタートできず、グリッドは大きく欠けた状態となった。

アロンソはこの状況についても強く批判した。

「4台がスタートしなかった。これはおそらく、あり得る中で最悪のスペクタクルだ」

また、レース序盤の特性についても次のように語った。

「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。1周目は全員が同じバッテリー残量でフルだから、いいスタートになる」

「でもその後は“バッテリーの世界選手権”に入る。そこで僕たちは他より劣っている」

ホンダに時間を要求「原因解明が必要」
アストンマーティンとホンダは、現在の問題解決に向けて時間との戦いを強いられている。

アロンソは改善には時間が必要だとしつつも、開発の猶予があることを強調した。

「オーストラリアと中国の間は5日しかなかったから、エンジンはまったく同じだった」

「でも今は2週間ある。ダイノでの時間も増えるし、振動の原因を理解するためにホンダにもっと時間を与える必要がある」

「バッテリーの絶縁問題はおそらく解決できたと思う。ランスには問題があったけど、全体としてはホンダに時間を与える必要がある」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / アストンマーティンF1チーム