アレックス・ザナルディ、ハンドバイクレース中の大事故で頭部に重傷 / F1ニュース
元F1ドライバーのアレックス・ザナルディは、6月19日(金)に開催されたハンドサイクルのリレーレース大会「Obiettivo tricolore」で事故に遭い、“非常に深刻な状態”にある。

イタリアの報道によると、アレックス・ザナルディは、シエナで開催されたイベントで146号線で大型車との衝突事故に巻き込まれ、シエナのサンタマリアアレスコット大学病院で深刻な頭部外傷の手術を受けている。

事故は現地時間午後5時5分に発生し、消防士、国家警察、地方警察などが現場を支援しているという。

声明によると「彼は応急処置の専門家によってすぐに治療を受け、集中治療室にいる」という。

「彼の状態は報告された重度の頭部外傷のために非常に深刻であり、現在、繊細な脳神経外科の治療を受けている」

多くのF1チームとドライバーは、アレックス・ザナルディと彼の家族へのメッセージをソーシャルメディアに投稿した。

ウィリアムズF1は「我々のチーム全体が、今日の早い段階でハンドバイクの事故で負傷した元チームドライバーのアレックス・ザナルディのことを考えている」と投稿。

「アレックスは人生に真にインスピレーションを与える人々の1人であり、誰もが知っているように、徹底的なファイターだ。がんばれ、Forza Alex」

カルロス・サインツは「モータースポーツコミュニティは皆アレックスとともにいる。これまで以上にプッシュするんだ。すべてがうまくいくように祈っている」と投稿。

イタリアのジュゼッペ・コンテ首相もアレックス・ザナルディに祈りを送った。

「あなたは決してあきらめることなく、並外れた心の強さで何千もの困難を克服してきたじゃないか。アレックス、あきらめるな。イタリアの全員があなたと共にある」

ジョーダン、ミナルディ、ロータス、ウィリアムズからF1で41戦に出場したアレックス・ザナルディは、1996年と1997年にCARTで2年連続でチャンピオンを獲得。だが、2001年のドイツ・ラウジッツリンクで開催されたCARTでの大事故で両脚を失った。

その後、アレックス・ザナルディはパラリンピックを代表するアスリートとなり、2012年と2016年の大会でハンドバイクで4つの金メダルを獲得している。

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カテゴリー: F1 / F1関連