チャイナF1レーシングチーム
英国で『チャイナF1レーシングチーム』という社名が登記されたことが判明。11番目のF1チームとして中国系のF1チームが新規参戦を果たす可能性が報じられている。

先週、中国のコンソーシアムが、新F1チーム設立に関連したプロジェクトに取り組んでいると Auto Motor und Sport が報道。中国から資金供給を受けつつも、多くのF1チームが拠点を置く英国の“モータースポーツ村”に拠点を置くと報じていた。

そして、今回フランスの弁護士であるマイケル・オーツが運営し、ヨーロッパとアメリカでスポーツカーレースに出場していたブロンズ・フォーチュン・リミテッドという英国の会社が『チャイナF1レーシングチーム・リミテッド(China F1 Racing Team Limited)』に社名を変更したことが英国会社登記所で最新版で明らかになった。

水曜日に開催されたFIAスポーツ会議の場で、ジャン・トッド会長は将来のF1参戦ついて一部の個人から問い合わせがあったことを認めている。

「噂は常にあるものだが、いくつかのチームから関心が寄せられている」とジャン・トッドはコメント。

問い合わせの数について質問されたジャン・トッドは「多くはない」と答えている。

新規F1チームの入札プロセスを開始するかどうかはFIA次第となっており、ジャン・トッドは厳粛な候補者がいる場合のみ実施することになるだろうと述べた。

「我々が入札を行うときができると感じたときがそうなる」とジャン・トッドはコメント。

「現在、我々には10チームあるが、12チームまで増やしというアイデアはある」

「なので、我々には機会はある。1~2チーム強力なニューカマーがいれば、その可能性はある」

「まず第一に、我々はリクエストをチェックする必要がある。潜在的な買い手が誰であることを確認するある種の監査を通すことになる」

「大手メーカーであれば、それは簡単だ。プライベーターの場合はより慎重になる必要がある」

「ハースのケースと同じように、本格的な関心があり、人々が有能だと確信できれば、我々は入札を行う」

だが、ジャン・トッドは、2018年に新チームが参戦すると予想するのは非現実的だと語る。

「新チームが8か月やそれ以下で準備が整うと考えるのは愚かなことだ」

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、同チームの従業員が新たなF1プロジェクトからアプローチがあったことを認めており、また元マノーの従業員がすでに雇用されているとの噂もある。

先週のル・マン24時間レースでは、ジャッキー・チェンがオーナーを務めるLMP2チーム、ジャッキー・チェン DCレーシングが総合2位・3位、クラス優勝・2位とダブル表彰台を獲得。また、サッカー界では中国リーグが欧州のスター選手を“爆買い”して話題となっている。

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カテゴリー: F1 / F1関連