オスカー・ピアストリ F1デビュー以来「成長は鈍ってない」とマクラーレン幹部
マクラーレンのレースエンジニア、トム・スタラードによると、オスカー・ピアストリはデビュー以来「成長が鈍っていない」ため、F1チャンピオンになる運命にあるという。

オスカー・ピアストリは2022年にアルピーヌと劇的な決別した後、F1シーンに登場し、昨シーズンからマクラーレンに移籍するという政治的に衝撃的な出来事を引き起こした。

その影響は即座に現れ、2023年には圧倒的な強さを誇ったマックス・フェルスタッペンを破った2人のドライバーの1人となり、カタール・スプリントレースで初勝利を収めた。

今シーズンはさらに前進し、ハンガリーとバクーで勝利を収めた。後者は、シャルル・ルクレールが猛追する中、巧みなドライビングで抑え込んだ見事な走りだった。

トム・スタラードはピアストリの成長を称賛し、尋ねられた際には、この若いオーストラリア人が1980年のアラン・ジョーンズ以来、オーストラリア人初のF1タイトル獲得者になるだろうと予測した。

「ええ、もちろんだ。彼の成長のスピードは、39レースを経てもまったく衰えていない」とスタラードはF1 Nationのポッドキャストで語った。

「彼は学び続け、成長し続け、情報を求め続け、さまざまなことを経験している。我々はよく話し合う。そして、彼はそれを実行に移す」

「したがって、もしそのペースで成長を続けているのであれば、限界はどこにあるのか?」

「限界は、その改善が頭打ちになったときに訪れる。現時点では頭打ちになる兆候は見られないので、明らかにうまくいっている」

オスカー・ピアストリ マクラーレン F1オスカー・ピアストリがマクラーレンに与える影響は見逃されていないと、レースエンジニアのトム・ストールは言う。

リーダーとしての素質
トム・スタラードは、フルシーズンを通してタイトル獲得を目指す上で重要な、オスカー・ピアストリがすでに示し始めているリーダーシップ能力の向上を強調した。

2009年の世界チャンピオン、ジェンソン・バトンなどとも仕事をしてきたベテランのレースエンジニアによると、こうしたスキルは、若いドライバーには珍しい、完全な自己信頼からしか生まれないという。

「ワールドチャンピオンのドライバーがすることのひとつは、チームとファクトリーに、そのドライバーだけでなく自分たち自身にも大きな信頼を抱かせることだ」とスタラードは認めた。

「22歳にもなって、突然、1000人規模の企業でリーダーとなるのだから、奇妙な環境だ。22歳でそのような立場になる人は滅多にいない」

「チームはあなたに指導やサポート、リーダーシップを期待している。そして、彼にはそれを行う能力があり、その能力も急速に向上している」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム