トニー・スチュワート
NASCARに参戦しているトニー・スチュワートが、ニューヨークで行われたダートレースで他のドライバーをはねて死亡される事故を起こした。

9日(土)、ニューヨークのカナンデーグア・モータースポーツ・パークでダートトラックでスプリントカーのレースが開催された。事故は2台がクラッシュして黄旗が出されたときに起こった。

クラッシュした1台に乗っていたケビン・ワードJr.はジェスチャーで他車への指示を出そうとコースを走っていたところ、トニー・スチュワートがはねてしまった。

ケビン・ワードJr.は病院に搬送されたが、到着時には死亡が確認されたという。享年20歳。

ニューヨーク州オンタリオ郡保安官事務所は「スピンしたクルマのドライバーはレースカーを降り、レースが続いているコースの上を歩いていた。そこへ縦に並ぶ形で2台が接近、コースを歩き続けていたドライバーは近づいてくる2台にジェスチャーを示した」と声明で説明。

「1台目はドライバーを避けるためにコースを外れた。トニー・スチュワートが駆る2台目はドライバーにぶつかった。ドライバーはサーキットの医療スタッフの救命を受けた後、FFトンプソン病院に搬送され、午後11時15分に死亡が確認された。現在、スチュワート氏の協力の下、調査を進めている」

また、今回のアクシデントが刑事事件として調査されていないことも公表されている。

トニー・スチュワートは、F1参戦の承認を受けたジーン・ハースと共にNASCARチームを運営する3度のシリーズチャンピオン。

NASCARチームのスチュワート・ハース・レーシングは「昨夜、トニー・スチュワートが参加していたスプリントカーレースで悲劇的なアクシデントが起きました。トニーは無傷だったが、仲間のドライバーが命を落としました」と声明で述べた。

「我々の思いと祈りは亡くなったドライバーの家族、友人とともにあります。詳細に関しては現在も全てを整理しようとしているところです。この辛い時期における皆さまのご理解に感謝いたします」

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カテゴリー: F1 / NASCAR