NASCARドライバー、公式バーチャルレースでの人種差別発言で解雇
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カイル・ラーソン(27戦)は、日曜日の夜に参加したNASCAR公認のiRacingイベントのライブ配信において、レース前のプラクティスセッションでスポッターとの通信が途切れた際に、人種差別的な発言をした。
所属チームのチップ・ガナッシはカイル・ラーソンを無給の謹慎処分とし、NASCARは無期限の出場停止、および感受性トレーニングを命じた。また、iRacingもすべてのプラットフォームへの参加を禁じられていた。
カイル・ラーソンは、ガナッシとNASCARからの出場停止を受け、月曜日の午後にソーシャルメディアチャンネルでビデオ謝罪を発表していた。
月曜の夜、シボレーおよびカイル・ラーソンのNo.42シボレーのスポンサーであるマクドナルド、ファーストデータ、クレジットワンはスポンサーを降りることを表明した。
チップ・ガナッシは「多くの検討の結果、チップ・ガナッシ・レーシングはドライバーのカイル・ラーソンとの関係を終了することを決定した」と声明で述べた。
「先に述べたように、カイルが行ったコメントは、特に私たちの組織の価値を鑑みれば、不快で受け入れられないものだった。関係者全員で状況の評価を続けた結果、これが取るべき唯一の適切な行動方針であることが明らかになった」
母親が日系アメリカ人であるカイル・ラーソンは、スポーツの多様性推進プログラムの一環として2012年にNASCAR参戦を開始。昨年はNASCARの6勝を挙げ、6位でフィニッシュしていた。
カテゴリー: F1 / NASCAR