武藤英紀
武藤英紀が、インディカー最終戦ラスベガスでのダン・ウェルドンの事故死を受け、自身への想いをブログに綴った。

昨年までインディカーにフル参戦し、ダン・ウェルドンとともに戦っていた武藤英紀は『命』というタイトルでブログを更新した。

「今日、昨年まで3年間一緒に戦ったダン ウエルドン選手がレース中の事故で亡くなった」

「何度か食事を共にしたり、飲みに行った事もあった。冗談を言う気さくなチャンピオン、誰にでも愛される選手だった」

「彼の死を知ったその瞬間から何かが壊れたように涙が止まらなくなった」

「インディという最も危険なレースなのは重々理解しているつもりだ。僕も去年まで、特にオーバルのレースの前は家中を掃除して、もしかしたらここにはもう帰れないかもしれない。誰かが整理しに来ても恥ずかしくないように!毎回そう覚悟して臨んでいた。でもそんな事は絶対にない!信じてた」

「でも実際は違うんだ。一秒で人生が大きく変わってしまう。受け入れがたいけど現実なんだ」

「そういう世界に自分は生きているんだ!ずっとそこで生きてきたんだ!そう実感した」

「冷静に考えたら300キロ以上のスピードでぶつかって生きている事の方が奇跡だ。両親はどんな思いで僕のレースを見ているのだろう?本人よりよっぽど恐怖に違いない。色々考えてしまう」

「ダンの家族の事を思うと本当に胸が苦しい。彼は幸せな人生を生きた!そう信じたい。どんな事があろうと前え進むしかない!止まれない。彼の死から学ぶ事は沢山ある!一瞬一瞬を精一杯生きていくだけだ!」

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カテゴリー: F1 / 武藤英紀