MotoGP | スズキ 第15戦 タイGP 決勝レポート
初開催となったブリラム、チャン・インターナショナルサーキットで行われたMotoGP タイGP決勝は、激しい気温の上昇により、ライダーは暑さとの戦いを強いられ、またタイヤ選択が大きな鍵を握ることとなった。
10万人を超える熱狂的ファンに見守られる中、午後2時に決勝がスタート。26周の熱く、厳しいレースが幕を開けた。
2列目グリッドからスタートしたアンドレア・イアンノーネは、一斉に1コーナーに飛び込もうとする集団の中で行き場を失ってコースアウトし、後方4列目からスタートしたチームメイトのアレックス・リンスの前に入って、チームスズキエクスターライダーは9番手、10番手に。
イアンノーネは必死でトップグループについていこうと粘るも、タイヤが消耗するに従いペースを維持できず、セカンドグループでバトルを続け、11番手でゴール。リンスは徐々に前をオーバーテイクしながら、レース中盤にトップグループに追いつき、グループの最後尾を走行。虎視眈々とポジションアップを狙い、残り10 周で5番手に。しかし、最終ラップにオーバーテイクを許し、6位でレースを終えた。
アレックス・リンス (6位)
「後方からのスタートだったから、とにかくトップからのギャップが広がらないように、最初から全開でプッシュしたんだ。でも前のライダー達と激しくバトルしたせいで、タイムもロスしちゃったし、タイヤも消耗しちゃったね。結果トップグループには追いつくことができなかったけど、後ろも離れていたので、少なくても5位か6位ではフィニッシュできると分かり、落ち着いて走ったよ。最後にひとつポジションを落としてしまったことは残念だったけど、今日のコンディションではこの結果はそんなに悪くないと思うんだ。ここ数レースは比較的順調に行っているし、次戦は僕にとってもチームにとってもとても大切な日本GPだから、この良い流れで、ぜひとも良いウィークにしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ (11位)
「今日は本当にスタートが悪くて、最初の数周でかなりポジションダウンしちゃったんだ。週末良いペースで走れていただけに本当に残念だけど、とにかくスタートの失敗で全てを台無しにしてしまったよ。なんとか最後までセカンドグループに留まることはできたけど、ブレーキングでオーバーテイクするのは不可能だった。次の日本GPに行くのを心から楽しみにしているよ。どんなレース展開になるかは全く想像もつかないけど、少なくとも僕らのマシンとは相性の良いサーキットだし、僕らも今かなり良い状態だと思うから、きっと良いパフォーマンスを見せることができると思うよ。」
河内 健 (テクニカルマネージャー)
「前戦のアラゴンのレースが非常に良い結果だっただけに、今日のレースは残念な結果に終わったと言わざるを得ません。アレックスは最後までトップの見える位置でレースができたので、その点ではポジティブだったのですが、スタートポジションが悪かったこと、そしてレース序盤で良いポジションにいれなかったことが、この接戦ではハンデとなってしまったと思います。あとは最後にポジションをひとつ落としてしまったことも残念でした。アンドレアはこの週末ずっと良いペースだったのですが、スタートを失敗して序盤にポジションを下げてしまったので、そこからリカバリーするのが難しかったようです。全体には厳しいレースでしたが、次は私達スズキのホームレースとなる日本GPもてぎなので、今日の結果をしっかり反省し、また表彰台争いに戻れるよう全力を尽くしたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「予想通りかなり厳しいレースになりましたが、アレックスはうまくレースをマネージメントしたと思います。しかし後方のグリッドからスタートしたために、序盤に他のライダー達よりプッシュしなくてはならず、そのためにタイヤを消耗させてしまいました。しかしそれでも彼は積極的にオーバーテイクし、トップ6でゴールすることができたので、予選ポジションを考えれば上出来だったと言えるでしょう。アンドレアはスタートを失敗してしまったせいで、それを取り戻そうと、序盤にタイヤに負担を掛けすぎてしまいました。トップグループから大きく離されることはなかったものの、追いつくことは不可能で、11位という悔しい結果となってしまいました。今日のレースは難しいレースになることを覚悟していたので、この結果を踏まえつつ、気持ちを切り替えて次戦の日本GPに挑みたいと思います。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
10万人を超える熱狂的ファンに見守られる中、午後2時に決勝がスタート。26周の熱く、厳しいレースが幕を開けた。
2列目グリッドからスタートしたアンドレア・イアンノーネは、一斉に1コーナーに飛び込もうとする集団の中で行き場を失ってコースアウトし、後方4列目からスタートしたチームメイトのアレックス・リンスの前に入って、チームスズキエクスターライダーは9番手、10番手に。
イアンノーネは必死でトップグループについていこうと粘るも、タイヤが消耗するに従いペースを維持できず、セカンドグループでバトルを続け、11番手でゴール。リンスは徐々に前をオーバーテイクしながら、レース中盤にトップグループに追いつき、グループの最後尾を走行。虎視眈々とポジションアップを狙い、残り10 周で5番手に。しかし、最終ラップにオーバーテイクを許し、6位でレースを終えた。
アレックス・リンス (6位)
「後方からのスタートだったから、とにかくトップからのギャップが広がらないように、最初から全開でプッシュしたんだ。でも前のライダー達と激しくバトルしたせいで、タイムもロスしちゃったし、タイヤも消耗しちゃったね。結果トップグループには追いつくことができなかったけど、後ろも離れていたので、少なくても5位か6位ではフィニッシュできると分かり、落ち着いて走ったよ。最後にひとつポジションを落としてしまったことは残念だったけど、今日のコンディションではこの結果はそんなに悪くないと思うんだ。ここ数レースは比較的順調に行っているし、次戦は僕にとってもチームにとってもとても大切な日本GPだから、この良い流れで、ぜひとも良いウィークにしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ (11位)
「今日は本当にスタートが悪くて、最初の数周でかなりポジションダウンしちゃったんだ。週末良いペースで走れていただけに本当に残念だけど、とにかくスタートの失敗で全てを台無しにしてしまったよ。なんとか最後までセカンドグループに留まることはできたけど、ブレーキングでオーバーテイクするのは不可能だった。次の日本GPに行くのを心から楽しみにしているよ。どんなレース展開になるかは全く想像もつかないけど、少なくとも僕らのマシンとは相性の良いサーキットだし、僕らも今かなり良い状態だと思うから、きっと良いパフォーマンスを見せることができると思うよ。」
河内 健 (テクニカルマネージャー)
「前戦のアラゴンのレースが非常に良い結果だっただけに、今日のレースは残念な結果に終わったと言わざるを得ません。アレックスは最後までトップの見える位置でレースができたので、その点ではポジティブだったのですが、スタートポジションが悪かったこと、そしてレース序盤で良いポジションにいれなかったことが、この接戦ではハンデとなってしまったと思います。あとは最後にポジションをひとつ落としてしまったことも残念でした。アンドレアはこの週末ずっと良いペースだったのですが、スタートを失敗して序盤にポジションを下げてしまったので、そこからリカバリーするのが難しかったようです。全体には厳しいレースでしたが、次は私達スズキのホームレースとなる日本GPもてぎなので、今日の結果をしっかり反省し、また表彰台争いに戻れるよう全力を尽くしたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「予想通りかなり厳しいレースになりましたが、アレックスはうまくレースをマネージメントしたと思います。しかし後方のグリッドからスタートしたために、序盤に他のライダー達よりプッシュしなくてはならず、そのためにタイヤを消耗させてしまいました。しかしそれでも彼は積極的にオーバーテイクし、トップ6でゴールすることができたので、予選ポジションを考えれば上出来だったと言えるでしょう。アンドレアはスタートを失敗してしまったせいで、それを取り戻そうと、序盤にタイヤに負担を掛けすぎてしまいました。トップグループから大きく離されることはなかったものの、追いつくことは不可能で、11位という悔しい結果となってしまいました。今日のレースは難しいレースになることを覚悟していたので、この結果を踏まえつつ、気持ちを切り替えて次戦の日本GPに挑みたいと思います。」
カテゴリー: F1 / MotoGP