MotoGP:ホンダ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート
2021年の第5戦フランスGPは、不安定な天候の中で“フラッグ・トゥ・フラッグ”となり、予選19番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が6位でフィニッシュした。決勝レースは、ドライコンディションでスタートするが、序盤に雨が降り始め、5周目に”フラッグ・トゥ・フラッグ”が宣言された。そのため5周を終えて全車がピットイン。レインタイヤを装着したマシンにチェンジしする中、アレックス・マルケスがすばらしい追い上げを見せた。
ウエットコンディションで行われた昨年の大会でも予選18番手から2位でフィニッシュしているアレックス・マルケスは、今年は表彰台獲得は果たせなかったが、難しいコンディションの中で今季ベストリザルトを達成した。
予選7番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切って序盤に4番手まで浮上。その後、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンチェンジしてから3番手へとポジションをあげるが、後半はややペースが上がらず、7位でチェッカーを受けた。前戦スペインGPの4位に続いて今大会もシングルフィニッシュを果たし、総合11位から9位へとランクを上げた。
予選8番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、8位でフィニッシュした。スタート直後の混戦の中でオープニングラップは11番手へとポジションを落とすが、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンをチェンジしたあとは徐々にポジションばん回した。6周目に8番手、7周目に7番手へ。その後、追い上げてきたダニーロ・ペトルッチ(KTM)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)にかわされるが、最終的に8位でチェッカーを受けた。
ケガから復帰3戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップ4番手に浮上し、“フラッグ・トゥ・フラッグ”のマシンチェンジで一気に首位に浮上するが、8周目の最終コーナーで痛恨の転倒を喫した。マルク・マルケスは、再スタートを切って、18番手から11番手までポジションをばん回するが、18周目に再び転倒を喫し、リタイアとなった。ケガから復帰後の初表彰台、初優勝が期待されたが残念な結果に終わった。
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「いい結果で終われました。レースはとてもトリッキーでした。最初の数周はドライでしたが、フロントブレーキに問題が出始めて、あまりいいフィーリングではありませんでした。そのあと天気予報通りに雨が降り始め、”フラッグ・トゥ・フラッグ”になりました。フロントにミディアムレイン、リアにソフトレインを選択しました。ソフトリアタイヤは最初はいいフィーリングがありましたが、終盤はドライになり、苦戦しました。それ以外はとても満足しています。今回のレースで自信がつきました。100%の自信を持ってムジェロに向かうことができます」
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「フラッグ・トゥ・フラッグを初めて経験しましたが、とても難しいレースでした。ピットに入るタイミングは正しかったと思います。レインタイヤのマシンに乗り換えて数周は、ウエットコンディションでいいペースをキープできませんでした。その後、4番手、そして3番手にポジションを上げることができましたが、ウエットコンディションで力強いペースがないことは分かっていました。最終的に7番手まで落ちてしまいました。この結果は、少し残念ですが、レースのパフォーマンスには満足しています。レース序盤のドライコンディションではとても強い走りができました。マルク(マルケス)とバトルもできたので、ポジティブなことはたくさんあります。チームに感謝しています。チームのホームGPとなるムジェロがとても楽しみです。ムジェロは大好きなサーキットの一つです。自信があります」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日はとても複雑なレースでした。ル・マンでは、一つのコンディションで強くても、ほかのコンディションで強くないときはこういう結果になります。なぜならレースはたびたびその間のコンディションになることがあるからです。今日はドライでとてもいいスピードがありました。レースウイークのドライセッションではトップ5に入っていましたが、それを証明することができました。しかし、ウエットでは苦戦したので、今日の結果には満足していません。それでも、このようなクレイジーなレースを完走できたことには満足しています。ドライだったらもっといい結果を残せていたと思います。でもレースとは、こういうものです。今回のレースでとても重要なことは、ドライでは強く、そして、とてもミスをしやすいレースで完走することができたということです」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「今日は残念です。いつもならとても快適に感じるこの特別な状況をうまく利用することができませんでした。ポジティブなことは今日いいスピードを見せることができたことです。転倒した後も速さはありました。天候が与えてくれたチャンスをうまく利用できなかったことは確かです。最初の転倒はウエットでは起こり得るものです。タイヤが冷えていたのかもしれませんが、2度目の転倒は残念でした。転倒すべきではなかったし、ここから僕は学び続けます。路面コンディションに集中しきれていなかったのかもしれません。スリックに替えることを考えていて、6コーナーに速く入りすぎてしまったことで転倒してしまいました。とても残念です。普通のドライコンディションだったら、もっと厳しかったと思います。レースウイークのパフォーマンスには満足していますが、今日のレースには満足していません。最高のマルクではなかったからです」
カテゴリー: F1 / MotoGP
ウエットコンディションで行われた昨年の大会でも予選18番手から2位でフィニッシュしているアレックス・マルケスは、今年は表彰台獲得は果たせなかったが、難しいコンディションの中で今季ベストリザルトを達成した。
予選7番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切って序盤に4番手まで浮上。その後、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンチェンジしてから3番手へとポジションをあげるが、後半はややペースが上がらず、7位でチェッカーを受けた。前戦スペインGPの4位に続いて今大会もシングルフィニッシュを果たし、総合11位から9位へとランクを上げた。
予選8番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、8位でフィニッシュした。スタート直後の混戦の中でオープニングラップは11番手へとポジションを落とすが、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンをチェンジしたあとは徐々にポジションばん回した。6周目に8番手、7周目に7番手へ。その後、追い上げてきたダニーロ・ペトルッチ(KTM)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)にかわされるが、最終的に8位でチェッカーを受けた。
ケガから復帰3戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップ4番手に浮上し、“フラッグ・トゥ・フラッグ”のマシンチェンジで一気に首位に浮上するが、8周目の最終コーナーで痛恨の転倒を喫した。マルク・マルケスは、再スタートを切って、18番手から11番手までポジションをばん回するが、18周目に再び転倒を喫し、リタイアとなった。ケガから復帰後の初表彰台、初優勝が期待されたが残念な結果に終わった。
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「いい結果で終われました。レースはとてもトリッキーでした。最初の数周はドライでしたが、フロントブレーキに問題が出始めて、あまりいいフィーリングではありませんでした。そのあと天気予報通りに雨が降り始め、”フラッグ・トゥ・フラッグ”になりました。フロントにミディアムレイン、リアにソフトレインを選択しました。ソフトリアタイヤは最初はいいフィーリングがありましたが、終盤はドライになり、苦戦しました。それ以外はとても満足しています。今回のレースで自信がつきました。100%の自信を持ってムジェロに向かうことができます」
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「フラッグ・トゥ・フラッグを初めて経験しましたが、とても難しいレースでした。ピットに入るタイミングは正しかったと思います。レインタイヤのマシンに乗り換えて数周は、ウエットコンディションでいいペースをキープできませんでした。その後、4番手、そして3番手にポジションを上げることができましたが、ウエットコンディションで力強いペースがないことは分かっていました。最終的に7番手まで落ちてしまいました。この結果は、少し残念ですが、レースのパフォーマンスには満足しています。レース序盤のドライコンディションではとても強い走りができました。マルク(マルケス)とバトルもできたので、ポジティブなことはたくさんあります。チームに感謝しています。チームのホームGPとなるムジェロがとても楽しみです。ムジェロは大好きなサーキットの一つです。自信があります」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日はとても複雑なレースでした。ル・マンでは、一つのコンディションで強くても、ほかのコンディションで強くないときはこういう結果になります。なぜならレースはたびたびその間のコンディションになることがあるからです。今日はドライでとてもいいスピードがありました。レースウイークのドライセッションではトップ5に入っていましたが、それを証明することができました。しかし、ウエットでは苦戦したので、今日の結果には満足していません。それでも、このようなクレイジーなレースを完走できたことには満足しています。ドライだったらもっといい結果を残せていたと思います。でもレースとは、こういうものです。今回のレースでとても重要なことは、ドライでは強く、そして、とてもミスをしやすいレースで完走することができたということです」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「今日は残念です。いつもならとても快適に感じるこの特別な状況をうまく利用することができませんでした。ポジティブなことは今日いいスピードを見せることができたことです。転倒した後も速さはありました。天候が与えてくれたチャンスをうまく利用できなかったことは確かです。最初の転倒はウエットでは起こり得るものです。タイヤが冷えていたのかもしれませんが、2度目の転倒は残念でした。転倒すべきではなかったし、ここから僕は学び続けます。路面コンディションに集中しきれていなかったのかもしれません。スリックに替えることを考えていて、6コーナーに速く入りすぎてしまったことで転倒してしまいました。とても残念です。普通のドライコンディションだったら、もっと厳しかったと思います。レースウイークのパフォーマンスには満足していますが、今日のレースには満足していません。最高のマルクではなかったからです」
カテゴリー: F1 / MotoGP