アロンソ「シーズンは終わっていない」 アストンマーティンF1後半戦反攻に自信

ホンダとの新たなワークス体制で迎えた2026年シーズンだが、アストンマーティンはエンジン、ギアボックス、空力と複数の問題に苦しみ、ここまで最後尾グループに沈んでいる。
しかし、エイドリアン・ニューウェイ主導の開発が進んでおり、チーム内部では状況改善への期待が高まっている。
モナコで初ポイントも実力以上の結果と認める
モナコGPで10位に入り、アストンマーティンとホンダに今季初ポイントをもたらしたアロンソだが、その結果には冷静な評価を下した。
「ポイントを獲得できたのでチームとしてはうれしい」
「前で何かが起きることを待っていた。実際にそうなった。誰かにペナルティが出て、また別の誰かにもペナルティが出た」
アロンソは、今回の結果が純粋な競争力によるものではなく、レース終盤の混乱に助けられた面が大きかったことを認めている。
苦戦の原因はエンジンだけではない
アストンマーティンの不振について、アロンソは特定の分野だけの問題ではないと説明した。
「オーストラリアとバーレーンではエンジンだった」
「マイアミとモナコではギアボックスだった。そして鈴鹿ではフロント側の空力だった」
ホンダ製パワーユニットへの注目が集まる一方で、実際にはマシン全体の完成度に課題があるというのがアロンソの認識だ。
「シーズンはまだ終わっていない」
DAZNの取材に対し、アロンソはそう強調した。
「僕たちにとっては後半戦から新しいシーズンが始まるかもしれない」
「僕たちは自分たちの取り組みを信じている。間違いなく厳しいシーズンのスタートになった。エンジンだけではなく、プロジェクト全体のあらゆる部分で苦労している」
「それでも僕たちはシーズン後半を信じている」

ニューウェイ主導の大型アップデートに期待
アロンソによれば、改善が実際に結果として表れるまでにはまだ時間が必要だという。
「その効果を見るにはあと4〜5レース待たなければならない」
それでもチームへの信頼は揺らいでいない。
「マシンは変わるという感触があるので、僕はチームを完全に信頼している」
「エイドリアン・ニューウェイは非常に細部までこだわる人物だ。僕たちは最高の人物を迎えている」
そのニューウェイもモナコGPでオーストラリアGP以来となる現地入りを果たし、開発状況について言及した。
「アップグレードの開発を進めている。おそらく夏休み前には投入できるだろう」
最後尾でも実際の差は小さいと分析
アロンソは現在の順位表が実力以上にチームを悪く見せているとも考えている。
「アップグレードによって12番手から15番手付近の争いに入ることができれば、ポイント獲得の可能性はずっと高くなる」
現状については厳しい表現も使った。
「僕自身は好調だし、いいドライビングができている」
「だからこそ残念なんだ。僕たちは今、最後尾の目立たない状況にいる」
ただし、その言葉の裏には悲観論ではなく、後半戦に向けた確かな期待がある。アストンマーティンは2026年シーズン序盤を苦しみながらも、ニューウェイが主導する開発計画とホンダとの協力体制を武器に、夏以降の巻き返しを目指している。
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