F1モナコGP 2026年からはインディ500との日程衝突を解消
F1モナコGPは、6年延長契約を締結したことにより、2031年までF1カレンダーに残ることとなった。また、2026年からはインディ500との日程が重複することもなくなる。

モナコは1955年以来、常にF1カレンダーに名を連ねており、象徴的なストリートレースは「王冠の宝石」とも呼ばれている。しかし、伝説的なストリートトラックは、オーバーテイクがほとんどできないためレースがつまらないという批判を近年受けてきた。

しかし、モンテカルロの性質上、レイアウトに大幅な変更を加えることは考えにくい。

デイリーメール紙によると、拡張工事の費用は1億5000万ポンド(約297億円)以上で、主催者は年間2500万ポンド(約49億円)を支払うことで合意したという。

モナコGPは通常、5月の最終週末に開催されている。

だが、2026年からは、F1は6月の最初の週末にモナコで開催される。

これにより、5月末に開催されるインディ500との日程が重ならなくなる。

このニュースについて、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは「2031年までモナコでF1レースが継続されることを嬉しく思う」と語った。

「モンテカルロの街路は独特で、F1でも有名な場所であり、モナコグランプリはすべてのドライバーが勝利を夢見るレースであり続けている」

「モナコ大公アルベール2世殿下、モナコ自動車クラブ会長ミシェル・ボエリ氏、そしてこの重要なパートナーシップの延長に関わったすべての方々に、心より感謝申し上げる」

「この合意は、F1とモナコの新たなパートナーシップとイノベーションの時代の幕開けを告げるものだ。モナコ公国のアルベール2世殿下の未来を見据えたリーダーシップにより、ロジスティクスの負担を軽減し、世界選手権の環境への影響を低減する最適化されたカレンダーを作成することが可能になる。これにより、2030年までにネットゼロの目標に向かって歩みを進めることができるだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1モナコGP