ミック・シューマッハ、新型コロナによってまだハースF1と合流できず
ミック・シューマッハは、来月のハースF1とのレースデビューに向けた準備がヨーロッパ全体で進行中の新型コロナウイルスの状況によってどのような影響を受けているかを明らかにした。

昨年のFIA-F2でタイトルを獲得したミック・シューマッハは、フェラーリのカスタマーチームであるハースF1からデビューが決定。フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員であるミック・シューマッハは、フェラーリF1でテスト走行を含めて準備を進めているが、まだハースF1チームの英国にあるファクトリーを訪れていない。

「新型コロナウイルスによって、トレーニング以外はあまりできることはない」とミック・シューマッハは Sky Sport Deutschland に語った。

「フィジカルレベルでの準備はうまくいっているし、準備ができてると感じている」

「残念ながら、まだ英国に移動してチームに合流することができていない。通常の年ならば、何回か実現していたはずだけどね。数日以内にそこに行くチャンスがあることを願っている」

「シーズン開幕について多くのコミニュケーションをとっているし、様々なパーツをすべてひとつにまとめて、すべての準備を適切に行われることが重要だ」

ハースF1は、新車VF-21をほぼ感染させているが、渡航制限によってイタリアのフェラーリのエンジニアがF1エンジンの設置を監督するために英国入りすることができておらず、まだマシンの始動をすることができていない。

まだ、ミック・シューマッハは、1月末のフィオラノでのフェラーリの2018年F1マシンでのテストを含め、イタリアでの滞在をクリアしており、マラネロでシミュレーター作業を行っている。

「イタリアに入るのも難しいけど、もちろんイギリスよりははるかに簡単だ。いくつか検査が必要だけど、フェラーリのドライバーたちはそこにあるシミュレーターをたくさん使っている。基本的に残りの日はシミュレーターに乗っている」

ミック・シューマッハは、来月バーレーンでの3日間のプレシーズンテストに参加し、3月28日に最初のグランプリを迎える。これは必要な情報を得るための時間がほとんどないことを意味する。

ハースF1チームは、これまでドライバーを務めていたロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの両方を放出し、完全に新しいドライバーラインナップを起用する。7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハは、昨年FIA-F2で戦ったニキータ・マゼピンをチームメイトに迎える。

ハースF1チームとの2021年の初走行に何を期待しているかと質問されたミック・シューマッハは、結果を求めるようにも新しい環境に慣れることが重要だと語った。

「最初の3~4レースが終わったら、状況の全体と何を改善しなければならないかについて、かなり良い概観が得られると思う」とミック・シューマッハは予測する。

「レースについて何かを語るには少し待たなければならない。そうすれば、質問にもっとうまく答えることができるだろう」

「結局のところ、自分自身に集中し、できる限りベストを尽すだけだ」

それでも、ミック・シューマッハは、ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーとはすでに意志の疎通がとれているようだ。

「彼はとてもいい人だし、とても率直だ。それは非常に前向きなことだ」とミック・シューマッハは語る。

「最も直接的なルートが常に最も簡単であり、それは僕たち全員が同じページにいて最新であることだと思っている。シンプルにそれが作業するための最良の方法だ」

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カテゴリー: F1 / ミック・シューマッハ / ハースF1チーム