F1中東2戦が開催危機 代替開催サーキット6候補

FIAとF1は現時点で状況を「注視している」としているが、もし開催が不可能と判断された場合、カレンダーには早い段階で約1か月の空白が生まれる可能性がある。そのため、代替開催地の検討が水面下で進んでいるとみられている。
最有力候補とみられるイモラ
最も現実的な代替開催地として挙げられているのがイモラだ。エミリア・ロマーニャGPとして2024年までF1を開催しており、比較的短期間で開催準備が可能とみられている。
ヨーロッパに拠点を置く多くのチームにとって、機材輸送を陸路で行える点も大きな利点だ。4月の気温は15度前後とやや涼しいが、レース開催には十分対応可能な環境とされている。
ポルティマオも現実的な代替案
ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)も候補のひとつだ。
同サーキットは2020年と2021年にパンデミック対応としてF1を開催しており、ドライバーやファンからの評価も高い。さらに2027年と2028年にF1復帰が決まっているため、運営体制の整備も比較的スムーズとみられている。
イモラとの連続開催(ダブルヘッダー)という形でスケジュールを組むことも可能と考えられている。

イスタンブールも候補だが天候が懸念
トルコGPの開催地であるイスタンブール・パークも候補のひとつとして挙げられている。
名物コーナー「ターン8」を持つ高速レイアウトはドライバーから高く評価されているが、4月のトルコ北西部は気温が低く雨も多い。2020年のF1復帰時にも路面コンディションが大きな課題となった。
ドイツ復活の可能性
ニュルブルクリンクやホッケンハイムも理論上は候補となり得る。
ニュルブルクリンクは2020年に「アイフェルGP」としてF1を開催しており、ホッケンハイムは2019年が最後のF1開催となっている。いずれもヨーロッパに位置するため物流面の利点は大きい。
ただし4月のドイツは寒冷で雨や雪の可能性もあり、タイヤや路面温度の管理が難しくなる可能性がある。
ポール・リカールやセパンという選択肢
フランスのポール・リカールも代替候補として名前が挙がる。最後にフランスGPが開催されたのは2022年だが、4月の南フランスは比較的温暖で天候も安定している。
また、マレーシアGPの開催地として知られるセパン・インターナショナル・サーキットも候補に挙げられている。2017年以来F1開催はないものの、サーキット自体は現在も高い評価を受けている。
ただし東南アジア開催となるため物流コストは大きく、突然の代替開催としては欧州サーキットよりハードルが高いとみられている。
現実的には欧州サーキットの可能性が高い
もし中東ラウンドが中止になった場合、最も現実的な選択肢は欧州の既存サーキットになる可能性が高い。
チームの拠点の多くがイギリスやイタリアなどヨーロッパに集中しているため、輸送や運営の観点からも短期間で対応しやすいからだ。
イモラ、ポルティマオ、ポール・リカールといった近年F1開催実績のあるサーキットが、代替開催の有力候補として浮上する可能性が高いとみられている。
カテゴリー: F1 / F1バーレーンGP / F1サウジアラビアGP
