F1メキシコGP FP1:ルクレール最速 リンドブラッドが角田裕毅を上回る6番手

ルクレールはアントネッリにわずか0.1秒差で先行し、ドライバーズ選手権リーダーであるオスカー・ピアストリ(マクラーレン)はさらに0.4秒遅れて4番手につけた。
マクラーレンのピアストリは、タイトルを争うランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンがピットウォールから見守る中で、ライバルよりも貴重な走行時間を得た。
というのも、この金曜の1時間セッションでは実に9名ものルーキードライバーが走行しており、旧ザウバーのキック・ザウバーだけがジュニアドライバーを起用しなかった。
その中でも、アービッド・リンドブラッド(レッドブル)やポール・アーロン(アルピーヌ)といったドライバーたちは、来季のF1昇格の可能性を視野に入れ、特に注目を集めた。
序盤、サーキット上の埃が掃き取られていく中で、エステバン・オコンが1分20秒934をマークしてトップに立った。やがてタイムは次第に縮まり、アイザック・ハジャーとアントネッリがトップを奪い合う展開となった。
ピアストリはセッション開始25分で最初にソフトタイヤを装着し、1分19秒035を記録して初めて1分20秒の壁を破った。この時点で彼は他車をほぼ1秒引き離していた。
セッション中盤に入ると、ルクレールが1分18秒895でトップに立ったが、その後ピアストリ、そしてアントネッリがそれを上回り、アントネッリはレッドウォールのソフトタイヤで1分18秒487を叩き出した。
しかし、ルクレールが再び1分18秒380で首位に返り咲き、そのままセッション最速タイムを記録。最終的にアントネッリが2番手、ピアストリはヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトの間に割って入る形で4番手に入った。
レッドブルのマックス・フェルスタッペン車をドライブしたリンドブラッドは、スタンドイン勢の中で最上位となる6番手を獲得。ルクレールから0.6秒差に迫る速さを見せた。レッドブルは今週末、メキシコに新しいフロアと冷却パッケージを持ち込んでいる。
2台目のレッドブルを駆った角田裕毅は、オコンに続く8番手でフィニッシュ。アルピーヌのフランコ・コラピントとウィリアムズのアレクサンダー・アルボンがトップ10を締めくくった。
レーシングブルズのハジャーは11番手。ターン12のランオフエリアで一度コースオーバーし、バックで脱出を強いられる場面もあった。12番手にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが続いた。
その他のスタンドインでは、マクラーレンのパト・オワードがメルセデスのフレデリック・ベスティとアーロンを抑えて上位に立った。残りの順位は、ハースの平川亮、レーシングブルズの岩佐歩夢、ウィリアムズのルーク・ブラウニング、アストンマーティンのジャック・クロフォード、そしてフェラーリのアントニオ・フォッコで構成され、フォッコはルクレールから2.4秒遅れだった。
20人のレギュラードライバー全員は、このあと金曜のフリー走行2回目で再び走行に臨む。

F1 アメリカGP フリー走行1回目 結果・ラップタイム
1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分18秒3802.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分18秒487
3.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) - 1分18秒760
4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分18秒784
5.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分18秒916
6.アービッド・リンドブラッド(レッドブル) - 1分18秒997
7.エステバン・オコン(ハース) - 1分19秒038
8.角田裕毅(レッドブル) - 1分19秒090
9.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分19秒331
10.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分19秒384
11.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分19秒409
12.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分19秒472
13.パト・オワード(マクラーレン) - 1分19秒680
14.フレデリック・ベスティ(メルセデス) - 1分19秒689
15.ポール・アロン(アルピーヌ) - 1分19秒862
16.平川亮(ハース) - 1分20秒073
17.岩佐歩夢(レーシングブルズ) - 1分20秒153
18.ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ) - 1分20秒310
19.ジャック・クロフォード(アストンマーティン) - 1分20秒371
20.アントニオ・フオコ(フェラーリ) - 1分20秒854
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