2026 F1 第2回バーレーンテスト3日目 午前結果・タイムシート

午前はシャルル・ルクレールが最速タイムを記録する一方、メルセデスはキミ・アントネッリのトラブルで赤旗を招き、アストンマーティンもバッテリー関連の問題で周回を制限されるなど、各陣営の明暗が分かれた。
スタート練習やロングラン、そして話題を集めるフェラーリの新型リアウイングの検証など、本番を見据えた最終確認が進む中、勢力図の輪郭も徐々に浮かび上がりつつある。メルボルンまで残された時間はわずか2週間。各チームは限られたデータを武器に、開幕戦へと向かう。
■ ルクレールが午前最速 フェラーリ好感触
シャルル・ルクレールが1分33秒689で午前セッションのトップに立ち、フェラーリが順調な仕上がりを示した。周回数ではエステバン・オコンが82周で上回ったものの、ルクレールも80周を走破しロングランも消化。ハミルトンが前日に披露した革新的なアクティブエアロ機構を含め、フェラーリは空力面でも注目を集めている。FIAはその合法性を確認済みで、実戦投入の可否が焦点となる。
■ メルセデスに赤旗 アントネッリPU交換へ
キミ・アントネッリが走行中にストップし赤旗が提示。空気圧系トラブルとされ、メルセデスはパワーユニット交換を決断した。これによりアントネッリの午前走行は終了し、スタート練習の機会も失う形に。ジョージ・ラッセルは午後に走行予定で、ここまで堅実だったメルセデスにとっては痛い足止めとなった。
■ アストンマーティン苦戦 バッテリー問題で周回制限
フェルナンド・アロンソ車に発生したバッテリー関連の問題を受け、アストンマーティンは走行を大幅制限。ランス・ストロールはインスタレーションラップのみにとどまり、ロングランは実施できず。ホンダは検証作業を継続しており、開幕前にどこまで立て直せるかが課題となる。総走行距離は全体でも最少水準にとどまっている。
■ スタート性能に差 フェラーリ、ハース、マクラーレン好発進
プラクティススタートではオコンやオスカー・ピアストリが鋭い加速を披露。前日にはフェラーリとハースが好発進を見せており、マクラーレンも改善を印象づけた。新世代マシンにおけるクラッチ制御とトラクション性能が早くも差を生んでいる。
■ 新型ピレリと高温路面 タイヤ管理が鍵
路面温度は一時46度に達し、ロングランではデグラデーションが顕著。今季はフロント25mm、リア30mm狭い新型タイヤが導入され、軽量化も図られている。各チームはC1〜C5まで自由選択可能で、データ収集の幅が広がった一方、セットアップ最適化は一層難度を増している。
■ フェラーリの“回転式”リアウイングが話題
フェラーリが導入した独自のアクティブエアロ機構は、従来とは異なる開閉方式を採用。ドラッグ低減効果と作動タイムロスのバランスが焦点だ。ウィリアムズ代表ジェームス・ボウルズも想定外のアイデアだったと認め、各チームはデータ解析を急ぐ。今季の空力開発競争の象徴的存在となりつつある。
■ キャデラックとアストンが走行不足
キャデラックはセルジオ・ペレスがインスタレーション中心で周回を伸ばせず、アストンマーティンと並び総走行距離は下位。信頼性面での不安が残る。開幕まで2週間、限られた時間での改善が求められる。
■ 若手対決に注目 ハジャーとリンドブラッド
今季はキミ・アントネッリとアービッド・リンドブラッドという10代ドライバーがグリッドに並ぶ。リンドブラッドは唯一のルーキーとして評価を高めつつあり、リアム・ローソンとの比較が今後の焦点。レッドブル陣営はコンストラクターズ争いに貢献できる安定感を求めている。
■ 最終日 午後は本番想定へ
テスト最終日とあって、各チームは空力測定用のレーキを減らし、レースセットアップへと比重を移している。昼休みでドライバー交代するチームも多く、午前が最後の走行となるドライバーも。次にマシンがコースへ戻るのはメルボルン開幕戦。本格的な勢力図はその時に明らかになる。

2026年第2回F1バーレーンテスト 3日目午前 結果・タイムシート
| 順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分33秒689 | 80 | |
| 2 | 12 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス | 1分33秒916 | 0.227 | 49 |
| 3 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分34秒352 | 0.663 | 66 |
| 4 | 31 | エステバン・オコン | ハース | 1分34秒494 | 0.805 | 82 |
| 5 | 6 | アイザック・ハジャー | レッドブル | 1分34秒511 | 0.822 | 59 |
| 6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1分34秒846 | 1.157 | 57 |
| 7 | 41 | アービッド・リンドブラッド | レーシングブルズ | 1分35秒238 | 1.549 | 77 |
| 8 | 55 | カルロス・サインツJr. | ウィリアムズ | 1分35秒252 | 1.563 | 66 |
| 9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1分35秒019 | 2.330 | 64 |
| 10 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | 1分40秒842 | 7.153 | 61 |
| 11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 2 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果
