F1バーレーンテスト最終日がスタート アストンマーティン・ホンダに緊急事態

一方で、フェラーリの革新的リアウイングが注目を集める中、アストンマーティンはホンダ製パワーユニットのバッテリー関連トラブルに見舞われ、走行プランの大幅な見直しを余儀なくされるなど、明暗が分かれる展開となっている。
■ 最終日スタート メルボルン前最後の総仕上げ
第2回プレシーズンテストの最終日がバーレーンで開幕した。ここまで初日はジョージ・ラッセル、2日目はアンドレア・キミ・アントネッリが最速を記録。開幕戦オーストラリアGPを前に、各チームにとっては事実上の最終確認日となる。信頼性トラブルは絶対に避けたい一日だ。
■ フェラーリの“回転式”リアウイングが波紋
フェラーリが投入した新型アクティブ・エアロ機構付きリアウイングが引き続き注目を集めている。ストレートでウイングが大きく回転する独自構造は、ドラッグ低減効果を狙ったもの。ただし、作動復帰に要する時間とのトレードオフが焦点となる。他チームもデータを精査しており、コピーに値するかどうかを見極めている段階だ。
■ ピアストリがロックアップ 新タイヤへの適応課題
オスカー・ピアストリがミディアムタイヤでロックアップ。今週は各所で同様の場面が見られており、ブレーキングポイントの探りと新型ピレリタイヤへの適応が続いている。今季タイヤはフロント25mm、リア30mm細くなり軽量化も実施。2026年マシンの“俊敏さ”コンセプトに合わせた設計だが、ドライバーには新たな習熟が求められている。
■ コンパウンド戦略に差 メルセデスはC3中心
今週はC1~C5の全コンパウンドが使用可能。各チームは持ち込み本数を自由に選択できたため戦略に差が出ている。メルセデスはC4とC5を持ち込まず、C3を事実上の“ソフト”として使用。タイヤ選択からも開発方針の違いがうかがえる。
■ キャデラックとアストンマーティンに信頼性の不安
セルジオ・ペレスを走らせるキャデラックは午前中わずかインスタレーションラップ1周のみ。今週ここまでの総走行距離は167周と下位に沈む。アストンマーティンも昨日に続き作業が長引き、ガレージ前にはスクリーンが立てられフロアを外す作業が確認された。ランス・ストロールは貴重な走行時間を失っている。
■ ホンダが声明 バッテリー問題で走行制限
2月19日(木)のバーレーンテスト2日目の走行中、フェルナンド・アロンソのマシンにバッテリー関連の問題が発生。これによりアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのテスト計画に影響が出た。ホンダはその後、HRCさくらにてトラックサイドと並行しテストベンチでの確認・分析を実施。本日の走行はパワーユニット関連パーツの不足により周回数を大幅に制限し、短いスティント中心のプログラムへ変更された。

■ オコンがインターミディエイトでデータ収集
気温25度、路面温度40度超というドライコンディションにもかかわらず、エステバン・オコンがインターミディエイトタイヤで走行。ウェット時のアクティブ・エアロ挙動やフロントウイング調整制限下でのデータ取得が目的とみられる。FIAにとっても重要な検証セッションとなった。
■ 気温上昇も風は穏やか タイヤデグが鍵
この日は風が弱く、過去よりもマシンが風の影響を受けにくいことも確認されている。一方で気温上昇によりタイヤデグラデーションは顕著。特に重タン状態でのロングランでは消耗が激しく、各チームはレース想定でのマネジメントを進めている。
■ ハミルトンのスタート性能に注目
前日に行われたスタート練習ではルイス・ハミルトンが鋭い蹴り出しを披露。フェラーリはホイールスピンを抑えた安定した発進を見せた。最終日もセッション終盤にスタンディングスタートが予定されており、シャルル・ルクレールの挙動も焦点となる。
■ ルクレールが午前最速 暮れなずむ時間帯が本番
午前序盤はシャルル・ルクレールがトップタイム。だが本番に近いコンディションは日没前後のトワイライト。路面温度が下がる時間帯の走行が、開幕戦を占う真の指標となる。
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