メルセデスF1代表 「フェルスタッペンの決断を誰もが待っている」
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、レッドブル・レーシングの強力なレースペースだけではマックス・フェルスタッペンの残留を説得するには不十分だと示唆した。

レッドブルの組織内に不穏な空気が漂い、チーム内の権力闘争が疑われる中、フェルスタッペンは2028年まで契約を結んでいるにもかかわらず、チームからの移籍が噂されている。

ヴォルフは以前、来年フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後釜として、3度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンと契約を結びたいと明言していた。

フェルスタッペンは2022年と2023年にタイトルを獲得し、今季は開幕5戦で4勝を挙げるなど、F1で圧倒的な強さを見せている。

成功に満ちた時期にもかかわらず、ヴォルフはフェルスタッペンの将来に関与する可能性のある他の要素についてほのめかした。

「ドライバーの加入には非常に多くの要素が影響する」とヴォルフはメディアに語った。

「最も合理的な観点から見れば、『最も速いドライバーの手にかかれば最も速いマシンだ』と言えるのは明らかだ」

「しかし、それだけが今の位置にとどまる理由だとは思わない。単純な考えの人にとっては、それがクルマに乗り続ける理由はそれだけかもしれない」

「だが、他の要素も考慮することで、より深みが増す人もいる。マックスにはそれがあると思う

フェルスタッペンの決断を「誰もが待っている」とヴォルフ
メルセデスは必ずしもフェルスタッペンを説得する必要はないとヴォルフは付け加えた。

「その点で、我々は彼を説得することができるだろうか?説得の問題ではないと思う」

「マックスは誰よりもモーターレースを知っているし、自分にとって良いと思う決断を下すだろう」

「いくつかの要素が関係していると思うけど、彼はその後にドミノ倒しの引き金を引くような人物なんだ。誰もが彼の行動を待っているんだ」

「私がマックスだったら、2025年もレッドブルに残るだろうが、私はマックスではない。これは最速のクルマだが、まだ他の要素もある」

2025年にフェルスタッペンと契約できる可能性はあるかと尋ねられたヴォルフは「もしこれを言ったら、私の戦略全体が台無しになるかもしれない」と答えた。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン