メルセデスF1、打倒レッドブル「W14を改良していく火力は十分にある」
メルセデスのテクニカルディレクターであるジェイムズ・アリソンは、レッドブル・レーシングのF1支配を覆すためにW14を改良する「火力はまだ十分にある」と断言する。

春休み前のオーストラリアGPでルイス・ハミルトンが2位表彰台を獲得し、4番目に速いチームとしてスタートしたメルセデスF1チームに明るい兆しが見えてきた。

メルセデス、アストンマーティン、フェラーリの順位は、サーキットの特性によってレースごとに変化する可能性があるが、レッドブルは昨シーズンから新シーズンにかけて、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが最初の3回のポールポジションとレース勝利を共有するという素晴らしいフォームを引き継いでいる。

メルセデスはエミリア・ロマーニャGPでメジャーアップデートを行い、「目に見える」変化を約束しているが、4週間の休みの間にマイク・エリオットと役割を交代したアリソンは、マシンは毎週末に変化していると主張している。

「パーツの流れはすでに起きていて、毎週末のレースではほとんど違うクルマになっている」とアリソンはポッドキャスト『F1 Nation』に語った。

「パーツが増えることもあれば、減ることもある。レースごとに新しいものを用意してきた。バクーも例外ではない。それを続けられることを願っている」

「最終的にはコストキャップなどによって制約を受けるが、我々はシーズンの段階にあり、今はまだ、週末ごとにマシンでラップタイムを更新し続けるための火力はまだ十分にある」

3レースが終了し、各チームはそれぞれのパッケージの長所と短所を把握し始め、マシンが最適なレベルでパフォーマンスを発揮できるイベントを具体的に示すことができるようになった。

メルセデスF1がポジティブな週末になる可能性を強調することができるかと尋ねられたアリソンは「いや、そうでもないんだ。なぜなら、クルマは固定されたものではなく、1年を通して発展していくプラットフォームだからだ」と語った。

「我々は、ヘビーなリアリミテッドのサーキットよりも、フロントリミテッドのサーキットに少し強い傾向があると言えるだろう。バーレーンのようなコースはリアタイヤが重要で、メルボルンはフロントが重要なコースなんだ。

「バルセロナもそうだし、シルバーストーンもフロントリミットのサーキットだ。だが、これは若いルールだし、このクルマも若い。まだまだやれることがあるはずであり、それを予測するのは時期尚早だ」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1