メルセデスF1、ジョージ・ラッセルのエンジン故障の原因を特定…1基を失う
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シーズンはまだ3戦を終えただけだが、メルセデスはすでに2つのエンジントラブルに見舞われている。1つはマクラーレン、もう1つはワークスチーム自身だ。
1つ目は、開幕戦バーレーンGPでランド・ノリスが見舞われたトラブル。空気圧バルブシステムの漏れが原因で、マクラーレンのドライバーは空気を補充するために何度もピットレーンに入らなければならなかった。これにより、ポイントに手が届かなくなった。ノリスによると、エンジンは生き残れなかったという。そのため、サウジアラビアで2基目のパワーユニットを搭載した。
ジョージ・ラッセルは、オーストラリアGPの17 周目にエンジントラブルが発生した。災難はすでに前周のコース最終セクションで始まっていた。。メルセデスが突然減速したとき、ラッセルは4位だった。マシン後方から煙が出た後、ホームストレッチで火災が発生し、ラッセルはW14をピット出口近くに駐車することを余儀なくされた。マーシャルは消火器を使用しなければならなかった。
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メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、レース直後に「おそらくシリンダーの1つに故障しただろう」と報告した。
イギリス・ブリックスワースのエンジン技術者が正確な原因を突き止めるまで、約2週間を要した。それによると、燃焼の過程で異物が混入し、それが最終的にパワーダウンにつながり、結果的にレースを終えることになったという。デブリが原因だった。エンジンがデブリをシリンダーに取り込んでしまい、故障を余儀なくされた。
破片は、エンジンの密閉された領域には含まれない部品から出たものだった。エンジニアは、内燃機関およびターボチャージャーやMGU-Hなどの関連コンポーネントの喪失を宣言した。バッテリーやパワーエレクトロニクスなど、他のコンポーネントを救えるかどうかについては、現在も調査中だといている。
アゼルバイジャンGPでは、ラッセルのマシンに新しいエンジンが搭載される予定だ。第4戦で2基目のエンジンとなる。FIAは4基目のエンジンからグリッドペナルティを科す。ラッセルは今年、少なくとも1回はペナルティを受ける可能性が高い。
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