メルセデスF1、テスト2日目は信頼性問題に加えてマシンバランスにも苦闘
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ルイス・ハミルトンは午前中のセッションでバーレーン・インターナショナル・サーキットを72周走行した。気温と路面温度が上昇し、トリッキーなコンディションとなったため、チームはマシンの全体的なバランスを理解することに集中した。
午後のセッションでは、ジョージ・ラッセルがW14を操り、エアロレーキの作業からスタート。夕暮れ時にはバランスチェックに切り替え、ロングランを行う予定だった。ラッセルはC3タイヤでこの日の最速ラップとなる1分33秒654を記録。26周を終え、残り90分となったところで、最初のロングランで油圧系のトラブルが発生し、チームの一日は早々に幕を閉じた。
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ルイス・ハミルトン
「難しい朝だった。気温が高かったので、ここバーレーンでよく見られるように、タイヤがオーバーヒートしてしまって大変だった。でも、走行計画をやり遂げることができたし、走行距離を稼げたのは良かった。みんな一生懸命、集中力を切らさず、W14についてできる限りのことを見つけ出している。明日のプレシーズンテスト最終日には、多くの作業が計画されている」
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ジョージ・ラッセル
「残念ながら油圧トラブルが発生し、走行に支障をきたした。フルプログラムはこなせなかったけど、一日を通してデータを分析したところ、いくつか興味深いことがわかった。これはポジティブなことで、夜にはラップタイムを見つけることを目的としてこれを分析していく。W14はまだすべてを解き放ったわけではないので、明日のテスト最終日に最大限の力を発揮できるよう、全員が懸命に取り組んでいる」
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アンドリュー・ショブリン
「2日目はあまりうまくいかなかった。信頼性の問題でコース上でストップしてしまったことも良くなかったし、変化するコンディションのなかでマシンのバランスをうまく取ることにも苦労した。昨日までは簡単にできたことが、今日はなぜこんなに難しくなってしまったのかを理解するために、いくつか調査を続けている。この作業は夜まで続くので、朝にはきっともっとわかるようになるだろう」
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