メルセデスF1首脳 「アゼルバイジャンでもバウンシングに苦労する恐れ」
メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリューショブリンは、バウンシングに苦労して車高を上げることを余儀なくされたモナコの後、別のストリートサーキットであるバクーも「同様の挑戦」をもたらす可能性があることを懸念している。

バルセロナでは解消したと見られたバウンシングは、モナコの市街地コースで再発し、ジョージ・ラッセルは「ウィリー状態」、ルイス・ハミルトンは「目玉が飛び出している」ように感じたとその印象を語っていた。

メルセデスF1は、W13に投入したアップグレードによってポーパシング問題を解決したと考えていたため、異なる形でバウンシングが発生したことは失望の結果となった。

アンドリュー・ショブリンは「バルセロナよりもモナコで車を動かすのは非常に困難だった」と説明した。

「バルセロナでは、レッドブルとフェラーリとのギャップを埋めるためにやるべきことがまだあるとわかっていたが、ペースが良いことを示していた」

「しかし、モナコの挑戦は低速性質だ。非常にバンピーなサーキットであり、我々は車の乗り心地に苦労していた」

「それはスピードをキャリーするためのドライバーの自信に影響を与えていた。そして。それは我々がスペインでできたほど最適に近く走らせることができなかったことを意味した」

メルセデスF1のドライバーは次戦アゼルバイジャングランプリで改善することを望んでいるが、アンドリュー・ショブリンはストリートサーキットの特徴によってメルセデスW13が同じ悲惨さを経験する可能性があることを恐れていると語る。
バクーは、モナコとは異なり高速サーキットだが、公道を走るため、バウンシングが再発する可能性がある。

「バクーはいくつか同じような課題を提示するかもしれない」とアンドリュー・ショブリンは語った。

「我々は乗り心地を改善するためのエリアに取り組んでおり、車を最適なウィンドウにもう少し近づけて走らせることができるようにしている」

「しかし、車に基本的なパフォーマンスを追加することに加えて、より広い範囲のサーキットでそれを機能させる必要があることを我々は承知している」

「それらすべてによってバクーのための準備で忙しいが、他にもチャレンジングなトラックが出てくるので、長期的にも忙しい」

「しかし、チームとドライバーは最前線に戻ることを切望しており、これらのプロジェクトのすべてに本当に懸命に取り組んでいる」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1アゼルバイジャンGP